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「縁を感じますね」「持っている」“平成最後の選手権”開幕戦は2年ぶり出場の駒澤大VS那覇西

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2年ぶりの選手権となる駒澤大DF齋藤我空と那覇西DF東舟道尚吾(写真協力『高校サッカー年鑑』)

 12月30日に駒沢陸上競技場で行われる“平成最後の選手権”開幕戦は、ともに2年ぶりの出場となる駒澤大高(東京B)と那覇西高(沖縄)が激突する。

 2年ぶり4回目の出場となる駒澤大にとって、開幕戦はこれが3回目。初出場だった第89回大会で大津高(○2-1)、第94回大会で阪南大高(○2-1)にいずれも勝利しているだけに、大野祥司監督は「大人数の中でやらせてもらえるのは幸せですよね」と余裕の構え。チームには沖縄・宮古島出身の主力FW池間敦也(3年)がいること、数年前までは沖縄遠征していたことを挙げ、「面白い縁を感じますね」と不敵に笑った。

 駒澤大のキャプテンDF齋藤我空(3年)は2年前の大会でベスト8入りに貢献。「2年前は地力があって強かった。今年はまとまりを大事にしてきた」。抽選で開幕に決まったことで、「観客が多く集まる中で、東京の代表としてふがいないプレーはできない」と気を引き締めた。

 那覇西は2年ぶり16回目の出場。この抽選会に合わせて東京に前乗りし、駒沢に1万1644人が集まった17日の東京都予選決勝を観戦したという。駒沢での開幕をイメージし、平安山良太監督は「逆に、あの中で試合をできるのは運を持っているなと思っています」と抽選結果を喜んだ。

 沖縄県予選の準々決勝以降は延長戦、PK戦をタフに戦い抜いて出場権を得た。2年前もメンバー入りしていたキャプテンDF東舟道尚吾は「粘り強く一人ひとりが落ち着いてプレーできた」とチームの成長に実感を強め、「開幕戦という形で選手権に戻ってくることができてうれしい」と対戦を心待ちにした。

(取材・文 佐藤亜希子)
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