beacon

“仮想アジア杯”のキルギス戦、東口が重視するのは「何ともないような振る舞い」

このエントリーをはてなブックマークに追加

キルギス戦の展望を述べた日本代表GK東口順昭(G大阪)

 キリンチャレンジカップ・キルギス戦(20日・豊田ス)は”仮想アジアカップ”と目される一戦。FIFAランキング90位とのホームゲームということで、相手が引いて守ってくることも想定されるが、日本代表GK東口順昭はリスクマネジメントの重要性を語った。

「フォワードは大きくて速いし、カウンターとセットプレーは集中しないといけない。しっかり守り切るという場面は少ないだろうけど、しっかり守り切れないとアジア杯には似たようなチームが多いので、気をつけていきたい」。一度のミスが失点につながれば、思わぬ苦戦を強いられることが想定されるからだ。

 そういった相手との戦いでは精神的な優位性も大切になる。たとえばピンチを迎えた場面。「ゴールキーパーが慌てていたら『ピンチやったな』という印象を与えるし、何ともないような振る舞いをできればチームにとって理想」と自らのアクション一つ一つに心血を注ごうとしている。

 森保ジャパンのGKは攻撃の起点としての役割を求められるため、たとえ守備の時間が短かったとしても「90分通してゲームを読みながらやることが必要」と集中力は切らさない。ここまで好プレーを見せてきたGKシュミット・ダニエル、GK権田修一とのレギュラー争いを見据えて「出た時にアピールし続けるしかない」と与えられた機会を大事にしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

●アジアカップ2019特設ページ

TOP