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決戦前日、横内監督代行が喝!! 「A代表との温度差を感じた」

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UAE戦に向けて最終調整を行うU-21日本代表

 U-21日本代表は19日、翌20日に行われるドバイカップ第3戦UAE戦に向けて最終調整を行った。左ハムストリングに痛みがあるMF伊藤洋輝(磐田)は前日に続き、ホテルで別メニュー調整。残る21人が練習場に姿を現してトレーニングをスタートさせた。

 ランニングやフィジカルトレーニング、パス回しなどを行うと、11対11のハーフコートゲームに移行。UAE戦で先発起用されると思われるビブスなし組には、ここまで2試合連続途中出場のMF岩崎悠人(京都)が入るなど、第2戦クウェート戦からは先発9人が入れ替わる模様。初戦ウズベキスタン戦からMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)に代わって岩崎がシャドーに入ることが予想される。

■ビブスなし(3-4-2-1)
   小川
  岩崎 三好
杉岡     長沼
  中山 松本
板倉 立田 大南
   小島

■ビブスあり(4-4-2)
   旗手 上田
伊藤達      久保
   神谷 スタッフ
菅 小林 橋岡 スタッフ
   山口(谷)

 セットプレーの確認を終え、円陣を組んで練習が終わりを迎えたが、ここで横内昭展監督代行から激しい檄が飛んだ。指揮官の眼には、第1戦と第2戦に向けてのトレーニングと比べ、選手たちの姿勢に“甘さ”があったと映ったようだ。

「彼らにしたら同じ気持ちでアップしていたかもしれないが、僕にはそう映っていなかった。彼らにも言ったが、我々は何も手にしていない。せっかく手に取りかけているのに自ら手放す必要はない。そのためには良い準備が必要。あとはA代表と比べての温度差が特に今日は感じたので、そういう話をした」

 1勝1分で勝ち点4の日本は、ウズベキスタンと勝ち点こそ並んでいるものの、得失点差(日本+5、ウズベキスタン+2)で上回って首位に立っている。最終戦のUAE戦に勝利すれば大会制覇に大きく前進するが、逆に引き分け以下に終わればタイトルを逃す可能性が高まり、敗れれば現在勝ち点3のUAEにもかわされてしまう。

「(UAE戦を)落とせば何も残らない。そういう厳しい戦いが明日待っていることを自覚してもらい、今から良い準備をしてくれると信じている」

 選手たちは指揮官の檄をどう受け止めたのか――。その答えは明日のピッチ上で見せてくれるはずだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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