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「自信になった」横内監督代行からの言葉…初先発濃厚の岩崎悠人が“エンジン全開”宣言!!

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U-21日本代表MF岩崎悠人(京都)

 ようやく、先発の機会が巡ってきそうだ。2試合を終えたドバイカップ。フィールドプレーヤーで唯一先発出場のなかったU-21日本代表MF岩崎悠人(京都)だが、第3戦UAE戦を翌日に控えた前日練習で先発組と目されるチームでトレーニングをこなした。

 アジア大会で一皮むけた印象だった。中1日が2度もある大会となったが、全7試合でピッチに立つだけでなく、U-21代表初ゴールを含む4得点を記録。同大会でチーム最多得点者となり、「ゴールへの意識は今大会では見せられたと思うし、これまでと比べたら成長した姿を見せられたと思う」と自身も手応えを感じていた。

 しかし、ドバイカップでは第1戦ウズベキスタン、そして第2戦クウェート戦はともにベンチスタート。先発出場がないのは、フィールドプレーヤーで唯一となった。だが、後半16分からピッチに立ったウズベキスタン戦では持ち前の運動量と果敢な突破で攻撃を活性化させ、試合の流れを変えた。それは、チームを率いる横内昭展監督代行も感じていた。

 第2戦の前日練習。全体練習前に岩崎は指揮官から声をかけられて言葉を交わしていた。「今回も先発では使わない」とベンチスタートを告げられはしたが、横内監督代行からは「パフォーマンスは悪くない。逆に流れを変えてくれた選手の一人。スタメンで出るに値するパフォーマンスを出してくれたが、今回、俺はこういう(ベンチスタートの)判断をした。ただ、この間みたいな仕事を期待している」と伝えられていた。この言葉は「すごい自信になった」という。

 腐ることなく、「(ベンチスタートを)意外とすんなりと受け入れられた」という岩崎は第2戦でも後半25分から途中出場を果たすと、第3戦目でついにスターティングメンバーに名を連ねることになりそうだ。

「やっぱりアジア大会で、どうやったら調子が上がるかとか、代表期間の過ごし方というのは自分のものになってきた部分がある。今回もそれがどう生きているのかを試したかったし、それがやっと明日試すことができるので、すごく楽しみです」

 待ちに待った機会が訪れるのを心待ちにするアタッカーは、「アグレッシブさだったり、切り替えの早さというところは負けたくない」と力を込めると、「横内さんからも『エンジン全開で行ってくれ』と言われたので、頭からエンジン全開でドンドン行きます」とキックオフの瞬間からピッチ上で暴れ回ろうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)
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