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代表初先発の守田英正、追加点演出の縦パスは「いいチャレンジだった」

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代表初先発のMF守田英正

[11.20 キリンチャレンジ杯 日本4-0キルギス 豊田ス]

 本職で初出場、初先発、そして初のフル出場となった。日本代表MF守田英正(川崎F)はMF三竿健斗とダブルボランチを組んで代表初先発。後半14分からはMF柴崎岳とのコンビでフル出場した。

「前半は自分のリズムでできたけど、後半は選手が代わったのもあって、自分のミスが続いて、試合の流れが変わってしまった。最後の10分は状況を把握できず、失い方も悪かった」。反省の言葉が続いたが、持ち味も出した。2-0の後半27分にはこぼれ球に反応し、ワンタッチで縦パス。これをFW北川航也が落とし、FW大迫勇也の追加点につながった。

「パスコースは狭かったけど、うまく点につながって、いいチャレンジだった」。引いて守る相手をどうやって崩すか。ボランチの位置からの縦パスは一つのポイントだった。「自チームでも相手が5バックで、2列で守備をしてきたときのパスにこだわってきていた。そこを代表でも出せた」と手応えも口にした。

 後半37分から途中出場し、代表デビューを果たした9月11日のコスタリカ戦(○3-0)は右サイドバックでの出場した。10月の代表合宿には招集されず、今回もMF青山敏弘の負傷辞退による追加招集。それでも国際Aマッチ2試合目の出場で初先発を果たし、懸命にアピールした。「代表に呼ばれたい気持ちは以前より強くなった」。J1王者から唯一選ばれた大卒ルーキーは代表定着への思いも吐露した。

(取材・文 西山紘平)

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