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カタールW杯までちょうど4年…史上初の“冬開催”は欧州リーグに懸念

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カタールW杯は2022年11月21日に開幕予定

 2022年のカタールワールドカップは11月21日に開幕戦を迎える。ちょうど4年前という節目を迎えた21日、ヨーロッパでは史上初めて冬開催となる大舞台に向けて、あらためてシーズン制の問題が懸念されているようだ。

 カタールW杯は現地の気温に対応するため冬開催。11月21日に開幕し、12月18日に閉幕する予定だ。開催期間はロシアW杯の32日間から4日間短縮され、全部で28日間。現状では過去5大会と同じく32チームが参加する見込みだが、48チームへの拡大も議論されており、変更される可能性もある。

 そんな中、問題となるのは各国リーグ戦との兼ね合いだ。ヨーロッパでは例年、8月にシーズンが開幕し、5月に閉幕するというスケジュール。6〜7月に行われる夏開催のW杯であればシーズンオフに大会が行われるが、4年後の冬開催ではシーズン中に会期が重なってしまう。

 イギリス国営放送『BBC』によると、欧州サッカー連盟(UEFA)はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の日程を2021年まで発表する予定はなく、現状は不透明のまま。一方、リーグ戦においてはウインターブレイクを前倒すという形が想定されているという。

 なおこの仕組みは『3月開幕、12月閉幕』というJリーグが、夏開催のW杯イヤーに行っている日程変更とおおむね同様。逆に日本は冬開催のW杯を迎えるにあたって、欧州が夏開催W杯で実施しているのと同様、シーズン閉幕を前倒しにする形となりそうだ。

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