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コートジボワールの英雄・ドログバが現役引退を発表、チェルシーの一時代を牽引

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2014年ブラジルW杯日本戦、途中出場で流れを変えたFWディディエ・ドログバ

 元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバが21日、選手生活からの引退を発表した。UEFAチャンピオンズリーグ制覇1回、プレミアリーグ制覇4回。チェルシーの一時代を築いたストライカーは、自身がオーナーを務めるフェニックス・ライジング(アメリカ3部)でのプレーを最後に、20年間の現役生活に幕を閉じた。

 ドログバは1998年、フランスのル・マンでプロ生活をスタート。2002年にギャンガンへ移籍し、23歳で初めてトップカテゴリに所属すると、そこから一気にマルセイユ、チェルシーとステップアップした。2006-07シーズンには年間20ゴールを挙げ、初めてプレミアリーグ得点王を獲得した。

 チェルシーでは移籍初年度の2004-05シーズンを始め、05-06シーズン、09-10シーズンにプレミアリーグを制覇。11-12シーズンには欧州CLをPK戦で制し、同点ゴールを挙げた自身は決勝のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 2012年夏にチェルシーを退団し、そこから上海申花、ガラタサライを渡り歩いたが、2014年に再びチェルシーに復帰。4度目のリーグタイトルを経験すると、同年限りでアメリカへ。モントレアル・インパクトを経て、2017年からはフェニックス・ライジングのオーナーに就任し、自身もプレーしていた。

 通算成績はリーグアン80試合39得点、プレミアリーグ254試合104得点。日本を破ったブラジルW杯を最後に引退したコートジボワール代表では、105試合65得点を記録している。

 ドログバは自身の公式ツイッターを通じて、1989年に自身がサッカーを始めた当時の写真を投稿し、「あの時、あの場所で全てが始まった!」とコメントを発表。「お前の夢は大きすぎるって誰から言われようが、ただ『ありがとう』って言っておけ。あとはよりハードワークし、そしてスマートに実現させていくだけだ」などとメッセージを送った。

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