バルセロナは、来夏のFWネイマール復帰に本格的に動き出しているようだ。『Goal』の取材で明らかとなった。

　昨年、史上最高額の移籍金2億2000万ユーロでパリSGへと移籍したネイマール。昨季終盤はケガで棒に振ったものの、これまで公式戦46試合で41ゴール23アシストと見事な成績を収め、国内3冠達成に大きく貢献している。

　しかし、パリSG加入直後からネイマールの去就に関しては様々な報道がされている。また、選手本人はリーグアンの競争力の低さに不満を持っていることが『Goal』の取材ですでにわかっており、来季は国外クラブへ移籍を考えていると見られている。

　そんな中、古巣バルセロナはネイマールの復帰に向けて本格的に動き出したようだ。

　ネイマールは、リオネル・メッシやジェラール・ピケ、ルイス・スアレスらクラブの重鎮である選手たちと未だ良い関係を保っているため、クラブは復帰について説得するように伝えたという。3選手もブラジル代表FWのカンプ・ノウ帰還に大きな関心を示しているようだ。

　さらに、バルセロナの国際スポーツディレクターを務めるホセ・セグラ氏が、スペイン『カデナ・セール』内でネイマールの復帰について扉を閉ざしていないことを示唆。移籍に向けて水面下で動いているという。

　しかし、パリSG側もスーパースターを容易に手放すつもりはない模様。また、移籍のためにはネイマール自身が大幅な減俸を受け入れることが必要になってくるようだ。さらに、バルセロナはパリSGとの争いを望んでいないため、ネイマールがパリSGに退団希望を伝える必要があるという。

　昨年世界中を驚かせたネイマールのパリSG移籍。しかし、バルセロナへの電撃復帰となれば、それ以上に大きなサプライズとなるだろう。ブラジル出身のスーパースターの去就は、どのような決着を迎えるのだろうか。

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