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バルサがデンベレ売却に踏み切れない理由…古巣ドルトに総額52億円を支払う義務が存在?

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指揮官の信頼を失っていると言われるFWウスマン・デンベレ

 バルセロナは、FWウスマン・デンベレを売却する場合にドルトムントへ追加費用を払う必要があるようだ。ドイツ『Die Welt』が伝えている。

 2017年におよそ1億500万ユーロ(約135億円)とみられる移籍金でドルトムントからバルセロナへと加入したデンベレ。しかし、1年目はケガにも悩まされてリーガでの出場は17試合にとどまり、今季も移籍金に見合った活躍をしているとは言い難い状況となっている。

 さらにデンベレの素行は度々問題となっており、クラブがプライベートシェフを雇ったにも関わらずファーストフードを食べ続けていると言われ、練習への遅刻も何度も報じられている。今月8日にも練習に姿を現さず、練習開始の15分前まで連絡を取ることができなかったという。体調不良を訴えたという同選手だが、問題は見つからず。スペイン『アス』は、前日に自宅で友人と遅い時間までテレビゲームに興じており、さらに目覚まし時計をセットするのを忘れて、そのために練習に間に合わなくなったと伝えている。

 そんな状況に、バルセロナも売却を考慮し始めたという。これまでリバプールやアーセナルが1月の獲得に興味を持っていると言われてきた。

 しかし、バルセロナは2022年まで契約を残す21歳FWの売却に踏み切れない事情があるようだ。

『Die Welt』によると、バルセロナはデンベレの獲得の際に、ドルトムントとの間で多くのオプションを結んだという。リーガ優勝やチャンピオンズリーグでの成功、ゴール数や様々なボーナスが付帯しており、総額は4000万ユーロ(約52億円)にも上るようだ。もし契約満了前に売却すれば、すべてのボーナス分をドルトムントに支払わなければならないという。

 エルネスト・バルベルデ監督の信頼を失っていると言われるデンベレだが、去就はどうなるのだろうか。

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