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スパレッティが明かす「インテルの最大の敵は自信の欠如だった」「トッティは…」

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インテルを率いるルチアーノ・スパレッティ監督

 インテルの指揮官ルチアーノ・スパレッティが、22日付のイタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じた。インテルでの経験などについて語っている。

 スパレッティは昨夏、インテルの指揮官に就任すると長らく遠ざかっていたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の舞台へチームを導いた。指揮官はインテルでの1年半を振り返った。

「1年前の最大の敵は自信の欠如だった。皆が共通の困難に立ち向かっているが、チームとして一丸となって乗り越えていくことができると選手たちに伝えようとした。CL出場権を得たことで、あきらめから歓喜へと変わった。チームは進化しているが、私が頭の中に思い描くようなチームになることは決してない。理想に近づけば、私は自然とハードルを高くして、さらに多くを求めるようになるからね」

 2016年1月から1年半にわたって率いたローマでは、まだ現役だったフランチェスコ・トッティ氏と確執が生まれるなど、より攻撃的な姿勢を貫いていた。だがインテルでは一転して変化したように見受けられる。

「インテルではあのような振る舞いをする必要はないと考える。私は環境に適応する。ローマでは、シーズン初めに契約を更新しないことを告げた。すると攻撃を受けたので返しただけだ。私がトッティをやめさせたなんて言われると笑ってしまう。私は(契約延長に)サインしなかったのだから、彼はできたはずだ」

 続いてインテル指揮官は、自身のサッカー観を説いた。

「私は非常に人間的であると感じている。私は表裏なく、事実に基づいて関係を築く。それに私が教えられないようなサッカーは要求しない。私自身のことを信じてもらえなくなるからね。ここへ来てからは、インテルのユニフォームを身にまとうということの意味を選手たちに考えさせている。技術的、戦術的、そして人間的な面において、日々の中身がサッカー選手としてのクオリティの違いを作ることになる」

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