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[MOM2727]矢板中央DF眞島聖弥(3年)_決勝ゴール!“代役SB”が穴埋めて結果残す

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後半22分、DFのマークを外した矢板中央高DF眞島聖弥がそのまま右足シュートを決めて3-1に

[11.24 高円宮杯プリンスリーグ関東第16節 川崎F U-18 2-3 矢板中央高 川崎F麻生G]

 矢板中央高の高橋健二監督は試合後、左SBとして先発出場したDF眞島聖弥(3年)について、「出れない時期があったけれどもふて腐ることなくやっていた」と語り、その姿勢を認めていた。この日は主力の左SB内田航太郎(3年)が累積警告による出場停止のため、“代役”として先発出場。ここで眞島は、指揮官が「穴を埋めて結果を出してくれた」と称賛する活躍を見せて見事に勝利に貢献した。

 前半は川崎F U-18に圧倒的にボールを支配される中でチームメートたちとともに我慢強い守備。フィジカル能力高く、ディフェンシブな特長を持つDFはタスクをしっかりとこなしながら、後半は攻め上がりの回数を増やしていた。そして2-0から1点を返されて迎えた22分、眞島はチームメートも驚くようなゴールを決める。

 中央からのパスを左で受けると、切り返しから内側にボールを運んで右足一閃。これが逆サイドのゴールネットに突き刺さった。「コースが見えたので打ちました。1点差になってしまって、チャンスは決めなきゃなと思って決められて良かったです」というファインゴール。この一撃で勢いづいた矢板中央は3-2で勝ち、眞島のゴールは決勝点となった。

 今季、SBとして先発出場したのは右SB後藤裕二(3年)が出場停止だった9月1日の大宮ユース戦のみ。この試合は雷雨の影響により前半終了時点で試合が中止となり、今月17日に後半が行われた。眞島はその大宮ユース戦に続いて“2試合連続”で勝利に貢献。この日の試合終盤、苦しい時間帯でインターセプトも見せていたSBは「(内田と後藤にも) 負けていない、と出せたと思います」と微笑んだ。

 眞島の活躍によってチーム内競争が激しくなることを高橋監督も喜んでいた。本人もアピールを続ける構え。「これからも出るチャンスがあったら失点ゼロにして、得点を狙っていきたい」というDFが、まずは練習でライバルたちを上回り、再びチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)
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