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エイバルSD、チームのスターだった乾貴士の流出を嘆く…「彼をとどめるためにあらゆる手を尽くした」

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今季からベティスに加入したMF乾貴士

 エイバルのフラン・ガラガルサSD(スポーツディレクター)が、MF乾貴士の放出について改めて嘆いている。

 乾は2015年の夏から3シーズンにわたってエイバルでプレー。3年間で公式戦94試合に出場し、11得点12アシストを記録した。その乾は昨季限りでエイバルとの契約が満了を迎え、今季からベティスに新天地を求めている。

 ガラガルサSDは、『Goal』の独占インタビューで乾について言及。乾をフリートランスファーで流出した影響について、「ビジネスレベルにおいての打撃は少々あったね。スポーツレベルでは、彼がチームにとどまっていれば、やはり重要な存在だっただろう。代わりの選手がやってくることもなかったはずだ。我々は乾を保つために、あらゆる手を尽くしたよ。了解を得るところまでいったが、最終的に契約を交わせなかった」と嘆いた。

 エイバルは、人口2万7000人ほどのバスク地方の小さな町のクラブだ。健全経営でやり繰りするガラガルサSDは、仮に1億ユーロ(約128億円)を手にしても、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシら大物スター選手を獲得するのではなく、クラブを着実に強化するだろうと話した。

「給与の補填やメディカル、心理学、栄養学の部門などを強化し、選手たちを育成させるシステムを充実させなければならない。フットボールの都市としての基礎を築かないと。私はクラブの成長を見据えなければならない。少なくとも崩壊に進まないようにすることが大事だ。ベースを強化することについて考えなければならないんだ」

 2014-15シーズンのプリメーラ・ディビジョン初昇格からトップディビジョンでの5シーズン目を迎えているエイバルは今季ここまで、4勝3分5敗で13位に位置。24日にはリーガ・エスパニョーラ第13節でレアル・マドリーをホームに迎える。

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