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リーガ首位攻防戦は劇的ドロー…追いついたバルセロナ、A・マドリー戦は17試合無敗に

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1-1の引き分けに終わった

[11.24 リーガ・エスパニョーラ第13節 A・マドリー1-1バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは24日、第13節を各地で行い、アトレティコ・マドリーバルセロナの首位攻防戦が行われた。FWジエゴ・コスタの今季初ゴールでA・マドリーが先行したが、終了間際にバルセロナが追いつき1-1でドロー。バルセロナは同対戦での無敗記録を17試合に伸ばした。

 第12節終了時点での順位は、バルセロナが勝ち点24の首位で、A・マドリーが勝ち点23の3位。過去のリーグ戦では162試合を戦い、バルセロナが73勝39分50敗と勝ち越している。なお、A・マドリーはここまで同対戦で16試合勝ちなし。中断期間に芝生を張り替えたワンダ・メトロポリターノで心機一転の初勝利を狙った。

 A・マドリーはおなじみの4-4-2。GKヤン・オブラク、DFフィリペ・ルイス、DFリュカ・エルナンデス、DFステファン・サビッチ、DFサンティアゴ・アリアスが守備を固める。中盤は左からDFトマ・ルマル、MFサウール・ニゲス、MFロドリゴ、MFコケ。2トップにはFWジエゴ・コスタとFWアントワーヌ・グリーズマンが並んだ。

 バルセロナは4-3-1-2。守備陣はGKアンドレ・マルク・テア・シュテーゲン、DFジョルディ・アルバ、DFサムエル・ウムティティ、DFジェラール・ピケ、DFネウソン・セメド。中盤はMFセルヒオ・ブスケツ、MFアルトゥール、MFセルジ・ロベルトが並び、MFアルトゥーロ・ビダルがトップ下。FWルイス・スアレスとFWリオネル・メッシが最前線に並んだ。

 立ち上がりは互いに堅い入り。強固な守備ブロックを築くA・マドリーに対し、バルセロナは内部に侵入させてもらえない。A・マドリーもカウンター攻撃を試みるも、早い帰陣を前に有効な攻撃は繰り出せず。前半16分、A・マドリーはT・ルマルが両チーム通じて最初のシュートを放ったが、ミスキックに終わった。

 徐々に敵陣への攻撃回数を増やしたバルセロナは前半37分、ビダルがようやくファーストシュート。同39分にはメッシが直接FKから狙ったが、ボールは大きく外れた。同44分にはアクシデント。S・ロベルトがハムストリングを痛め、プレーを続けることができなくなり、DFラフィーニャがピッチ脇で待機している間にハーフタイムを迎えた。

 後半開始とともにS・ロベルトに代わってラフィーニャがピッチへ。前半と同様にじりじりとした展開が続くも、局面の競り合いは強度を増し、ときおり両チームの選手が言い争うような場面も出てくる。最初の見せ場はA・マドリー。後半15分、中盤で前を向いたグリエーズマンが相手を抜き去り、PA右からグラウンダーで中央に折り返したが、D・コスタには惜しくも通らなかった。

 A・マドリーは後半19分、T・ルマルに代わってMFビトーロを送り込む。同30分には、グリエーズマンのFKがバルセロナのゴール前を襲うと、ヘディングでクリアを試みたビダルの手にボールが直撃。ビデオ・アシスタント・レフェリーが介入するも、PK判定は下されなかった。

 ところが、直後にスコアが動いた。A・マドリーは後半31分、コケのFKが相手のクリアを誘い、右からCKを獲得すると、これをグリエーズマンが左足で蹴り込む。鋭く回転したボールはファーサイドに向かい、合わせたのは今季ここまで無得点だったD・コスタ。力強いヘディングシュートでネットを揺らした。

 後半のファーストシュートで失点したバルセロナは後半35分、アルトゥールに代わってMFウスマン・デンベレを投入。対するA・マドリーはD・コスタを下げてMFホアキン・コレアを入れた。バルセロナは同39分、ビダルに代わってMFマウコムを起用して最後の攻勢を試みる。

 すると後半45分、メッシが起点に同点ゴールが生まれた。左サイドからの浮き玉パスを受けた背番号10は、ドリブルで突破すると見せかけ右サイドに展開。デンベレがドリブルでしかけると、オブラクの動きを見ながら左足でシュートし、R・エルナンデスに阻まれながらもネットに流し込んだ。試合はこのままタイムアップを迎え、互いに勝ち点1を積み重ねた。

●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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