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個人としては初の降格…柏DF鈴木大輔「非常に悔しくて力不足を感じている」

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この日は杉本と柿谷の強力2トップを封じた

[11.24 J1第33節 C大阪0-3柏 ヤンマー]

 シーズン2度目の監督交代から2週間。柏レイソル岩瀬健新監督のもと、C大阪戦では攻守において充実した戦いを見せる。

「チームとして積み上げたものが出せた」とDF鈴木大輔をはじめ選手はC大阪戦に限っては納得した様子を見せたが、ライバルチームも勝ち点を伸ばし柏は9年ぶり3度目の降格に。「自分たちは勝つしかなくて今日勝ちましたけど、長いシーズンあった中で取りこぼしてきたりとか、勝ちきれなかった試合があった」。悔いばかりが残る1年となった。

 今季初の公式戦となった1月30日のACLプレーオフ、ムアントン・U戦でのセンターバックは、リーグ4位になった昨季も主力だった生え抜きのDF中谷進之介とDF中山雄太が務めた。しかし、6月に中谷が名古屋へ移籍、中山は8月に負傷離脱することになった中で、チームは9月に2015年まで柏でレギュラーとしてプレーし、その後はスペインに活躍の場を移していた鈴木を獲得。加入後はリーグ戦全8試合に先発、センターバックでコンビを組む相手が定まらない中でも柱として奮闘した。

 鈴木は新潟の主力としてプレーしていた2012年には、奇跡の残留を勝ち取った。ラスト2節を残した状況で17位だった新潟は残留圏の15位まで勝ち点差は「5」ある状況で、最低条件の2連勝を達成。16位G大阪と15位神戸が揃って勝ち点を伸ばせなかったため、最終節で逆転に成功した。また、柏を経てスペイン2部のヒムナスティック・タラゴナに所属していた16-17シーズンでも残留争いに巻き込まれたが、最終節で降格を回避していた。

「個人的にもチームを残留に導けなかったというところは、非常に悔しくて力不足を感じている」。各年代の代表経験を持つ28歳のDFは、自責の念をこめた。

(取材・文 奥山典幸)

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