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“野戦病院”ミランは守備奔走から先制成功も…後半ATに失点食らいラツィオとドロー

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ミランはドロー

[11.25 セリエA第13節 ラツィオ1-1ミラン]

 セリエAは25日に第13節を行った。ラツィオミランの対戦は1-1のドローに終わっている。

 ミランは11日の第12節・ユベントス戦は0-2で完敗。FWゴンサロ・イグアインが退場処分で出場停止となり、またMFジャコモ・ボナベントゥーラやMFルーカス・ビリア、DFアレッシオ・ロマニョーリ、DFマテオ・ムサッキオが怪我のため離脱中。苦しい台所事情の中、今節は3-4-3の布陣で最終ラインはDFイグナツィオ・アバーテ、DFクリスティアン・サパタ、DFリカルド・ロドリゲスを配置した。

 “野戦病院”と化したミランに前半からラツィオが襲い掛かるも、急造3バックを始めチームが意思統一を図り、失点を許さない。一方で、前線はMFスソ、MFハカン・チャルハノール、FWパトリック・クトローネが反撃を狙うがゴールネットを揺らせず。前半を0-0で折り返した。

 後半も拮抗状態が続くが、後半33分にミランが一瞬の隙を突く。中盤のスソから右サイドの裏へ浮き球パスを出し、DFダビデ・カラブリアがPA右外からマイナスに折り返す。走り込んだMFフランク・ケシエが右足ダイレクトで合わせると、ラツィオDFワラシに当たって弾道が変わり、そのままゴールに吸い込まれた。

 強敵ラツィオ相手に勝利を目前としたミランだが、後半アディショナルタイム3分過ぎに失点。ラツィオはMFホアキン・コレアがPAライン上から鋭い右足シュートを放ち、ゴール左に突き刺した。試合は1-1でドロー。守備に奔走したミランにとって、肩を落とす結果となった。

 ともに順位は変わらず、ラツィオは4位、ミランは5位のままとなっている。

 ミランは29日にヨーロッパリーグのグループリーグ第5節でデュドランジュと、ラツィオも同日に敵地でアポロンと対戦する。

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