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ブラサカ日本代表・川村怜が3試合連続ゴール! クラブ選手権獲得に王手

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川村怜は3試合連続ゴールで貫禄を見せた

[11.25 東日本リーグ第7節 Avanzareつくば 2-0 Derroto Saber茨城]

 エース川村怜がリーグ3試合連続ゴールとなるリーグ4点目、2得点を挙げる活躍でチームを救った。ここまで1試合消化試合が少ないながらも2試合2分け。今年の6〜7月にかけて行われた全日本選手権覇者が、来年2月のクラブ選手権出場権獲得権を付与される東日本リーグ3位以内の確保に向けて、やや出遅れていた。

 勝利が絶対に求められる試合。川村はファーストシュートを開始わずか15秒で放つと、ドリブルから、ミドルレンジから積極的にシュートを放つ。前半6分に放ったシュートはポストに嫌われたが同7分、狙いすました左足のインステップのシュートがファーサイドを射抜きネットを揺らした。流れを決定づける2点目は右足のトーキックによるゴールだった。

本人は「ファーを狙ったんですけど、相手に当たりコースが変わってニアに入ったと思う」と振り返ったが、トーキックでシュートを繰り出すタイミングはしっかり頭の中で描いていた。

「今年特に意識していたのがトーキックのシュートです。これまでも練習の中では取り組んでいましたが試合の中でなかなかできなかった。今年に関してはトーキックを自然に試合の中で出せるようになってきたと思います」

 今年は代表でも、公式戦14得点のうち10得点を叩き出す結果を残している。得点パターンが多彩に増えたことは、数字が証明している。

「どんな位置からでも、どちらの足でも、シュートのバリエーションの引き出しを増やすように心がけています。その一瞬一瞬の中で自分の頭の中の引き出から判断できるようにしていきたい。より精度を高めたいのがシュートの『高さ』のところです。低いシュートなのか、高いシュートなのか。キーパーが手を伸ばしても触れないようなボールを蹴り分けられるようにしていきたいです」

 トーキックによるシュートは相手DFやGKのタイミングをずらす効果もある。シュートを放つ位置、タイミング、コース、そして軌道の高さ、点取り屋として細部にこだわり続ける。

「もっといろんなバリエーションを見せて、駆け引きしたいなと思っています」笑顔で語るその姿に、代表エースの凄みをのぞかせた。Avanzareつくばは12月2日の第8節GLAUBEN FREUND TOKYO戦で勝利を収めれば、リーグ3位以内が確定。自力でのクラブ選手権出場権獲得が決まる。


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