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イニエスタ、精神的問題を抱えていたことを告白「体に問題はないのに調子が悪い。空っぽになった」

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ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ

 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、過去に精神的な問題を抱えていたことを告白した。

 イニエスタはスペインのテレビ局『ラ・セクスタ』とのインタビューに応じ、過去にどうしようもない気分の落ち込みを感じたことを明かした。

 それはバルセロナ在籍時代、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ(CL)の三冠を達成した2008-09シーズン終了後のことであるという。同シーズン後には友人のエスパニョールDFダニ・ハルケが急性心筋梗塞による26歳という若さで亡くなるという出来事もあったが、そうしたことも相まって精神的な問題を抱えたようだ。

「バルサとともに三冠を達成した後、その後の夏のことだった。三冠を達成して、(CL準決勝)チェルシー戦でゴールを決めて、信じられないシーズンを過ごした。でも夏になると、気分が優れなくなったんだ。何かがおかしいのに、整理することができない。頭の中で考えを巡らすんだけど、なぜだか分からないんだよ」

「それで検査を受けてみたが何も問題はなかった。でも、やっぱり調子が悪いんだ。悪循環にはまり、もう自分は空っぽだった。加えて、ダニ・ハルケのことも起こってしまった」

「次のプレシーズンのある午後、家にいて本当に気分が悪くなった。だから医者のプルナ(バルセロナの医療スタッフ)を頼った。練習場に行って、彼に『助けが、何かが必要だ。そうでなければこの状況から脱することができない』と話したんだ」

「あの頃は薬を飲むため、休むために早く夜が訪れることを望んでいた。人間はどうして行動するのだろうか? それは期待や感情、意欲があるからだ。でも、ああした状況では、そういうものを持つことができないんだよ」

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