beacon

出場校チーム紹介:一条(奈良)

このエントリーをはてなブックマークに追加

3年連続の全国大会出場を果たした一条高

第97回全国高校サッカー選手権

一条高(奈良)

一条高関連ニュース


一条高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 2-4 仙台育英高(宮城)
[得点]岩本涼太松山知樹
■出場回数
3年連続9回目
■過去の最高成績
3回戦敗退(16、17年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場8回
■監督
前田久
■主将
DF酒本哲太(3年)
■今季成績
[総体](全国1回戦敗退)
県決勝 0-0(PK3-1)奈良育英高
全国1回戦 0-3 桐光学園高(神奈川2)
[リーグ戦]
奈良県1部リーグ3位(11勝3分4敗)
■予選成績
2回戦 4-0 郡山高
3回戦 3-1 畝傍高
準々決勝 1-0 香芝高
準決勝 3-2(延長)五條高
決勝 1-0 奈良育英高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]
    八木三郎 佐藤力丸
      松山知樹
 岩本涼太      石川航大
      山田跳馬
西岡祐弥         要隆太
    猪股智也 酒本哲太
      三村光希
[決勝メモ] 
 7年ぶりの全国出場を目指した奈良育英高との決勝戦。前半、FW山川智也(3年)やFW深見悠生(3年)の突破力を活かしたサイド攻撃を繰り出す奈良育英を一条は粘り強い守りで凌いで攻め返す。ともに攻め切れないシーンが続いて迎えた後半3分、一条はMF石川航大(3年)の左CKをファーサイドから飛び込んだCB酒本哲太主将(3年)が頭で押し込んで先制。その後、一条はFW八木三郎(3年)がクロスバー直撃のロングシュートを放った一方、ダブルボランチにスイッチして守備の安定化を図る。対する奈良育英は今大会11得点のFW石田翔馬(3年)の右足シュートがポストを叩くなど一条の堅守をこじ開けることができず。一条が1-0で勝ち、3連覇を達成した。

MOM:DF酒本哲太(3年)
「攻守で躍動した主将が決勝ヘッド」

■予選取材記者(前田カオリ氏)チーム紹介
2年連続全国16強の市立高校。ベスト8の壁突破に挑戦

 インターハイ予選ではPK戦の末に奈良育英高を退け優勝したが、夏以降は守備面での調子を落とし、奈良県リーグ1部は奈良育英、五條高に次ぐ3位で終えていた一条。3年生中心だったチームに下級生を加えることで、チーム内に良い競争が生まれ、復調した。
 奈良予選決勝では、中盤がダイヤモンド型の4-4-2でスタートしたが、試合途中にフラットな4-4-2に変更。うまくボールを回しながらポゼッションで戦う奈良育英に対し、隙を見せないブロックを敷いた。このように、対戦相手や戦況によって、柔軟に対応することができる。
 直近2回の全国大会では3回戦まで勝ち進んだ一条だが、スポーツ推薦がない公立高校。「スーパーなタレントがいるわけではないし、私立の強豪校のように練習環境が非常に恵まれているというわけでもない」(前田久監督)中で、前田監督が大事に育ててきたチームだ。選手たちも真面目に取り組み、成長してきた。DF酒本哲太(3年)を中心にして巧みに守り、奈良大会最優秀選手のFW八木三郎(3年)をはじめ、MF石川航大(3年)やMF松山知樹(3年)が相手の隙を逃すことなく果敢に攻める。
「泥臭くても最後まで戦い抜くことができる」(酒本)たくましさを全国大会でも示し、過去2年で越えられなかった壁を突破したい。

編集部+α
 奈良市立の一条高は今回、初の選手権予選3連覇を果たし、通算9回目の選手権出場。地元・奈良で開催された09年インターハイでは徳島商高(徳島)、金光大阪高(大阪)を破ってベスト8進出を果たしている。選手権での奈良県勢は94年度大会でGK楢崎正剛を擁した奈良育英がベスト4へ進出した後、7校が3回戦まで勝ち進んでいるが、いずれもそこで敗れている。まずは一戦必勝となるだろうが、奈良県勢にとっても、大きなものになっている8強入りへの壁を破ることができるか、注目だ。
■予選取材記者(前田カオリ氏)注目選手
プレーでチームを牽引する主将
DF酒本哲太(3年)
「高さと強さが魅力のCB。最後尾で守備の安定感を出す。いつでも臆すことのないハートの強さも、指揮官お墨付き」

忍耐強いゴールハンター
FW八木三郎(3年)
「前線での守備にも手を抜かず、粘り強くゴールに向かえる選手。得点できるまで何度でも執念深く足を伸ばす」

先が見えるタレント
MF松山知樹(2年)
「少し先の流れを感じ取ってプレーできるセンスを持った選手。今後の成長に指揮官も期待を寄せる」

■過去の全国大会成績
【17年度 第96回(3回戦敗退)】
2回戦 2-2(PK3-2)桐蔭学園高
3回戦 0-3 米子北高
【16年度 第95回(3回戦敗退)】
2回戦 1-0 山形中央高(山形)
3回戦 2-2(PK3-4)佐野日大高(栃木)
【13年度 第92回(2回戦敗退)】
2回戦 0-5 星稜高(石川)
【09年度 第88回(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 東北高(宮城)
【08年度 第87回(1回戦敗退)】
開幕戦 1-1(PK2-3)鹿島学園高(茨城)
【06年度 第85回(2回戦敗退)】
1回戦 3-2 東海大三高(長野)
2回戦 0-4 作陽高(岡山)
【05年度 第84回(2回戦敗退)】
開幕戦 5-2 甲府東高(山梨)
2回戦 0-3 徳島商高(徳島)
【02年度 第81回(1回戦敗退)】
1回戦 1-6 市立船橋高(千葉)
■登録メンバーリスト
1 GK 三村光希(3年)
2 FW 下里竜樹(3年)
3 DF 酒本哲太(3年)
4 DF 猪股智也(3年)
5 DF 竹内亮平(3年)
6 MF 吉川諒(3年)
7 MF 石川航大(3年)
8 MF 木本倫大(3年)
9 MF 岩本涼太(2年)
10 FW 佐藤力丸(2年)
11 FW 八木三郎(3年)
12 DF 要隆太(2年)
13 DF 西岡祐弥(2年)
14 MF 西川翔大(3年)
15 MF 松山知樹(2年)
16 GK 平井遥希(2年)
17 MF 山村怜嗣(3年)
18 FW 山田将也(2年)
19 MF 梅景俊輔(1年)
20 MF 山田跳馬(2年)
21 GK 北魁星(1年)
22 MF 樋口翔大(1年)
23 DF 佐藤大起(2年)
24 MF 泉宗磨(3年)
25 FW 竹中優輝也(3年)
26 FW 三谷陽(3年)
27 MF 吉峯惇(3年)
28 DF 近藤北斗(3年)
29 MF 吉村祐希(3年)
30 MF 東原太成(2年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2018
★「第97回全国高校サッカー」全48代表校が決まる地区大会決勝を一挙放送!

TOP