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関東2部得点記録更新の中央大FW大橋祐紀、「早く湘南のピッチに」

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右が大橋祐紀、左は1部得点王の岡田優希(早稲田大)

 今年、関東大学2部リーグの得点記録が更新された。記録したのはリーグを圧倒した中央大のエースであるFW大橋祐紀(4年=八千代高)。「でも得点記録は意識していなくて、1試合1点というか、チームを勝たせられるようなゴールが取れればいいなと思っていました」。1試合1試合。積み上げた得点は2007年に当時専修大のFW荒田智之(現立正大コーチ)が記録した20得点を上回る21得点を数えた。

 中村憲剛らを輩出した名門だが、大橋が大学1年生の時に1部で最下位になり、2部に降格。その後3年間を2部リーグで過ごすことになった。しかし最終学年となった今季は大橋を含め、同学年の4選手がJリーグ内定を決めた充実した戦力のもと、前期から首位を堅持。16年ぶりの2部優勝を果たすとともに、4年ぶりの昇格を置き土産として成し遂げた。

「今季は1部昇格と優勝というのが責任というか、当たり前と思われていたかもしれないですけど、それを成し遂げるために、チームが一つになれた。(得点王は)チーム全員でいいサッカーができていて、そこでゴール前にたまたま自分がいたというだけ。とにかく、結果が出せていい一年だったなと思います」

 今年6月には湘南ベルマーレへの入団内定を発表。特別指定選手としての登録も済ませ、先日、11月24日のJ1第33節浦和戦では、初のベンチ入りを経験した。残念ながら出場機会はなかったが、「熱いサポーターの方が多くて、すごくいい雰囲気だな、早くここのピッチに立ちたいなと思いました」と気持ちを新たにできたという。

 湘南への入団は「練習とその練習に向かう姿勢」が気に入って決意した。「みんながハードワークしている姿を見て、自分もそういうところでサッカーがやりたいなと思った。一番成長できると思いました」。今年、ルヴァン杯のタイトルを獲るなど、クラブとしてもまた一つ大きくなった湘南で自分も成長したい。人間的に成長できたと振り返る大学生活で得た自信を武器に。“関東リーグ得点王”がプロの舞台でその実力を見せつける。

※2005年に現行制度になって以降、関東リーグの得点記録は1部は2007年の渡邉千真(早稲田大、現G大阪)、2017年の中野誠也(筑波大、現磐田)の記録した20得点。2部では荒田智之が2007年に20得点を決めていたが、今年、大橋が記録を更新する21得点を決めた。

 過去14年で関東リーグの20得点超えは上記の4人のみ。2017年のJ1得点王である小林悠(拓殖大、現川崎F)の大学時代の最高記録は、2008年に2部で記録した19得点だった。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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