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湘南2点差追いつかれるも自力でJ1残留確定、DF坂圭祐「ハンドの瞬間は震えた」

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[12.1 J1第34節 名古屋2-2湘南 パロ瑞穂]

「ハンドした瞬間は震えました」。後半30分に自身のハンドによって同点弾に繋がるPKを献上したDF坂圭祐はそう振り返る。それほど緊張感のある試合だった。湘南ベルマーレは勝ち点で並ばれていたものの、得失点差で上回っていた名古屋を相手に2-2でドロー。自力でJ1残留を確定させた。

「ハンドの瞬間は前田(直輝)選手が手前でジャンプして、ボールが見えなかった。かぶったと思ったらアワワみたいな。弁明の余地もないしみたいな、感じでした。(2-2に追いつかれてからは)マークを離さないということと、攻撃が全くできていなかったので、割り切ろうと意識していた。変につなごうとしてカウンターを食らうよりも、ラインを上げるほうが大事かなと思ってやっていました」

 前半にPKを含み2点のリードを奪う展開。坂にとっても「いい意味で予想外」だったという。しかし2-0というスコア。「3点目を決めていれば決まっていた」という試合だったが、「それが決められないのもウチっぽいっちゃウチっぽい」。冗談交じりで振り返ることができるのも、何より最低目標だった残留を勝ち取れたからだ。

 坂にとってのルーキーイヤーは湘南としても歴史的なシーズンになった。クラブ初のタイトルであるルヴァン杯を優勝。手ごたえと共に見えた新たな成長の余地。「いろんなことがありましたけど、それも含めて経験。また来年、よりバージョンアップした姿を見せたいです」と充実の一年を総括した。

(取材・文 児玉幸洋)
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