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磐田はJ1残留ラストチャンスのPOへ…中村俊輔「ジュビロの意地を見せないと」

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後半28分までプレーしたMF中村俊輔

[12.1 J1第34節 川崎F2-1磐田 等々力]

 悪夢のような幕切れで残留決定を逃した。ジュビロ磐田は引き分け以上でJ1残留を決められたが、後半アディショナルタイム4分に決勝点を献上。残留を争う5クラブが勝ち点「41」で並び、得失点差「-13」の磐田は下位だった3チームに一気にかわされ、13位から16位に転落した。

 昨季までは下位3クラブが自動降格だったが、今季は16位がJ1参入プレーオフに回り、磐田は引き分け以上でJ1残留を決めることができる。会見に出席した名波浩監督は「今季はこのレギュレーションに助けられたと思って、J1参入プレーオフは必死で戦いたい」と話した。選手たちも落胆の色を隠せない様子だったが、「もう1試合チャンスはある」と口を揃えた。

 後半33分に先制点をお膳立てしたMF松本昌也は「良い形で点が取れたあとに気が緩んだじゃないですけど、どこかでいけるという気持ちになってしまった部分は全体にあったと思う」と悔やんだ。MF山田大記は「ロッカールームでも精神的に切り替えられていない選手もいた。反省しながら、次はしっかりといい状態で試合に入りたい」と切り替えを強調した。

 怪我から復帰し、5試合ぶりに先発したMF中村俊輔は「ラストチャンスがあるわけだから生かさないといけない」と前を向いた。「サポーターのためにもホームだし、J1の意地というより、ジュビロの意地を見せないといけない」。8日の決定戦は横浜FCと東京Vの勝者と対戦することになるが、「(相手は)希望に満ち溢れてるわけじゃないですか。それを食い止めるにはそれなりのチームの雰囲気というかプランが必要だと思う」と表情を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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