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夏場に最下位も巻き返しに成功、G大阪宮本恒靖監督「結果にこだわった」

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連勝は止まったがG大阪は9位でシーズンを終えた

[12.1 J1第34節 柏4-2G大阪 三協F柏]

 チーム新記録となる10連勝がかかっていたガンバ大阪だったが、今季最多タイとなる4失点で敗戦し、2018年のシーズンは終わった。

 ゲームキャプテンのDF三浦弦太、GK東口順昭が口にしていたように、今季の目標は残留だった。長谷川健太監督が昨季限りでチームを去り、クルピ監督が後任を務めるもチームは低迷。16位で第17節を終えると、チームはクルピ監督を解任し、U-23チームの監督を努めていた宮本恒靖を新監督に抜擢した。

「いい部分は残そう、と。悪い部分、たとえば後半に失点してしまう部分は、映像を見せてボールへの守備を改善しようということを伝えながらやっていました。攻撃に関してもビルドアップの部分で問題点があったので、立ち位置やパスの質を伝えました」。指揮官はチームを好転させるべく尽力するも、第22節終了時には最下位まで順位を落としてしまった。

 ターニングポイントなったのは、第25節の川崎F戦だ。王者に対して2-0の完勝をおさめた。「まず結果にこだわったメンバーを選ぶというところで勝った。そこで少し上向きになったメンタルが、(第26節)神戸戦で逆転したり、(第27節)清水戦でも勝ちきった」。清水戦終了後は自動降格圏の17位だったチームは、白星を重ねてチームタイ記録となる9連勝。最終的には9位でシーズンを終えた。

「練習でツネさんが感じていることを個人に落とし込むことが多かった」と宮本監督になってからの変化を明かすGK東口は、「いまのメンバーなら優勝できる」と来季への手応えを口にしていた。

(取材・文 奥山典幸)

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