beacon

奈良が渾身同点ヘッド!川崎Fは優勝チーム歴代最少失点「前の選手に感謝したい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

川崎フロンターレは最終節を勝利で締めくくった

[12.1 J1第34節 川崎F2-1磐田 等々力]

 史上5クラブ目となるJ1連覇を達成した川崎フロンターレは最後まで強さを見せた。最多得点&最少失点(57ゴール、27失点)をダブルで達成。優勝チーム歴代最少失点でシーズンを終えた。

 全34試合にフル出場したDF谷口彰悟は「こだわっていたところだった」と安堵の表情。「理想は無失点でしたけど、相手も死に物狂いで戦っていたのが伝わってきた」。前半は残留を懸けて戦う磐田の圧力に押されたが、後半は立て直し、最後の瞬間まで粘り強く戦った。

 DF奈良竜樹は「最少失点に関しては、守備陣の力だけでは成し遂げられなかった」と仲間に感謝した。「憲剛さん、悠くん、アキさん(家長)。このチームの中心で、歳が上の選手も走り続けてプレスをかけ続けてくれた。結果、自分たちはシュートをあまり打たれていないし、後ろもいい形でボールを狙えた。前の選手の頑張りに感謝したい」。

 今季初得点となる貴重な同点弾もマークした。1点ビハインドの後半38分、MF中村憲剛が右CKを左足で蹴り込むと、ニアサイドの奈良がヘッドで叩き込んだ。1-1で迎えた後半アディショナルタイム4分に逆転に成功。来季につながる劇的な逆転勝利で最終節を締めくくり、奈良は「今年はチャンピオンとして、チームとしての姿勢を問われていたと思う。最終戦でも最後まであきらめない姿勢を見せられたと思うし、最後に勝利でサポーターの皆さんと喜び合えた」と歓喜に浸った。

(取材・文 佐藤亜希子)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第34節 スコア速報

TOP