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伊藤達哉は新体制の下でリーグ戦出場なしも…HSV強化部長「心配していない」

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ベンチが続くMF伊藤達哉

 ハネス・ボルフを新監督に迎えたブンデスリーガ2部・ハンブルガーSV(HSV)でU-21日本代表MF伊藤達哉はベンチに甘んじる状況が続いている。それでもラルフ・ベッカーSD(スポーツディレクター)は「心配していない」と強調した。

 昨シーズン2軍から引き上げられ、ドリブルで相手DFを置き去りにするプレーでサポーターたちのハートをつかんでプロ契約を勝ち取った伊藤。2部への降格後はゴールやアシストといった結果を出せなかったものの、恩師のクリスティアン・ティッツ監督の下では出場機会を得ていた。

 しかし、クラブが10月末に監督交代に踏み切ってから、伊藤はDFBポカール2回戦ベーエン・ビースバーデン戦でのアディショナルタイムからの途中出場にとどまっている。ボルフ新監督の下でのリーグ戦5試合ではベンチ入りするも、出番を待つ状況が続いている。

 地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』によると、ベッカーSDはそんな状況に置かれている伊藤について、「タツヤ・イトウに関しては心配していない」とコメント。彼はこの半年間でものすごくたくさん経験し、様々なことを処理しなければいけなかった。彼はまだ21歳であり、たくさん学ばなければいけないことも忘れてはいけない」と指摘した。

 また同SDは「チームは競走から成り立つ。我々は選手たちにはこのような環境を与え、彼らの成長を伴うことしかできない」とも言及。もはやルーキーではなくなった伊藤も1人のメンバーとしてポジション争いに臨む必要性を示唆した。

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