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「マイナスくらいのスタート」から立て直した桐光学園、選手権で全国制覇に挑戦

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桐光学園高CB望月駿介主将が相手の突破を阻む

[12.9 高円宮杯プリンスリーグ関東第18節 三菱養和SCユース 1-1 桐光学園高 三菱養和会 巣鴨スポーツセンターG]

 必勝を期してプリンスリーグ関東最終節に臨んだ桐光学園高(神奈川)は前半開始直後に先制しながらも、追いつかれて引き分け。勝ち点で並ぶ8位・三菱養和SCユース(東京)を逆転することができず、関東勢2チーム以上がプレミアリーグプレーオフ(12月14、16日)を突破することがプリンスリーグ関東に残留する条件となってしまった。

 主将のCB望月駿介(3年)は「きょうは絶対に勝たないといけなくて、早い時間に先制出来たことは良かったけれど、守りに入ってしまったところがあった」と悔しがる。準優勝したインターハイ後に疲れもあって自分たちの守備ができず、連敗したことが9位の要因に。ただし、原点に立ち返り、チャレンジャー精神を持って守備から戦ってきたことが選手権予選突破、プリンスリーグ関東再開後の3戦無敗に繋がった。

 望月は「選手権(予選)前くらいはゼロ、マイナスくらいのスタートだったんですけれども、もう一回チーム全員で話して、自分たちは守備から入るチームだということを再確認しました。それが県予選では通用したので自信に繋がって今、少しずつ調子が戻ってきていると思うので、戦い方を忘れずにやれれば全国でも戦えると思います」と、全国大会でも自分たちのやるべきことを貫くことを誓った。

 この日も関東クラブユース選手権(U-18)大会でJクラブユース勢を連破して優勝している三菱養和から先制し、追いつかれた後もサイド攻撃やセットプレーから勝ち越しのチャンスを作り出した。そして、クリアすることが精一杯になり、セカンドボールが拾えない時間帯もあったが、GK北村公平(1年)や望月中心に粘り強く守って引き分け。鈴木勝大監督は守備面で踏ん張れるようになったことを評価した上で、「(クロスなどから)チャンスはあった。最後の呼吸を合わせたい。セットプレー一発で勝負を決める試合もある」と全国までにより攻撃の一本の質、タイミングを向上させる考えを明かした。

 選手権初戦の対戦相手は、湘南内定CB福島隼斗(3年)中心に攻守にタレント揃う強豪、大津高(熊本)。望月は「初戦からバッチバチになる。いずれ戦わないといけない相手だと思うので、本当にやるだけです」。目標の全国制覇を果たすためには激戦ブロックを勝ち抜かなければばらない。インターハイ準優勝は自信になったが、過去のこと。良い意味での自信と謙虚さを持ちながら目の前の一戦一戦を戦い続け、最後の1校になるまで勝ち続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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