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サイドの攻防戦で上回った広島ユースが首位決戦で6-1大勝!2年ぶりにプレミアリーグWEST制覇!

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サンフレッチェ広島ユースが2年ぶりとなるプレミアリーグWEST制覇

[12.9 高円宮杯プレミアリーグWEST第18節 広島ユース 6-1 京都U-18 吉田サッカー公園]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018WESTは9日に最終第18節を開催。首位のサンフレッチェ広島ユース(広島)と2位の京都サンガF.C.U-18(京都)との首位決戦は、MF大堀亮之介(3年)のハットトリックを含め、6得点を奪った広島が6-1で大勝し、2年ぶり4回目のプレミアリーグWEST王者に輝いた。

 勝ったチームがタイトルを手にする大一番のポイントとなったのは、サイドの攻防だ。序盤は前線からの積極的な守備を見せた京都が押し込んだが、攻撃の核であるMF上月壮一郎(3年、19年トップチーム昇格)に対する包囲網を広島が徹底。対面のMF渡部快斗(3年)が粘り強い対応を見せながら、MF松本大弥(3年、19年トップチーム昇格)とMF土肥航大(2年)もフォローに加わり、自由を与えない。

 沢田謙太郎監督が「相手の左とウチの右の攻防は、一つの大きなポイントだったけど、全員でよくカバーしてくれた」と称える守備から、試合のリズムを作ると、前半17分には右サイドから土肥がゴール前にクロスを展開。PAで待ち構えた大堀が冷静に頭で合わせて、広島が均衡を崩した。

 広島が1点リードで迎えた後半12分には、「相手ボランチの福岡慎平(3年、19年トップチーム昇格)は代表にも入っている選手なので、絶対に負けたくなかった。大弥クンと『絶対に潰そう』と話していた」という土肥が魅せる。

 相手エリア中央で対人の強さを発揮し、ボールを奪うと、素早く大堀にパスを預けて前方に飛び出した。大堀から左のMF東俊希(3年、19年トップチーム昇格)を経由し、ゴール前にクロスが入ると、ラストは土肥がヘディングシュートを決めて、京都を引き離した。

「サイドの所を上手く崩されて、そこから続けて失点してしまった。そこを止められなかった点が勝敗を分けたと思う」。山下弘樹監督がそう振り返ったように、この失点で崩れた京都は22分には大堀にこの日2点目を献上。25分には、FKからDF山崎大地(3年)にヘディング弾を決められ、苦境に立たされた。31分にはMF津野絢世(3年)の右クロスからDF江川慶城(3年、19年トップチーム昇格)が1点を返したが、43分にはサイドを崩され、FW桂陸人(3年)に5点目を決められた。

 ゴールラッシュを繰り広げた広島のラストを飾ったのは、大堀だ。45+1分に東からのパスを受けると、華麗なターンからゴール前に抜け出し、ハットトリックを達成。「1年の頃からシュートが好きだったけど、シュート以外の部分が疎かで適当だった。3年になって、そういう部分が出てカウンターから負けそうになったりした分、中盤での精度やサポートのタイミングが良くなった。チームのためになりながら、決める所で決めたのはアイツの力かなと思う」。沢田監督がそう称えるエースの活躍によって最終戦を締めくくった広島が、WESTの頂点に立った。

 2年ぶりの優勝となった広島は昨季も最終節まで優勝の可能性を残しながら、チャンスで決めきることが出来ず、得失点差で神戸U-18にタイトルを譲っている。今季は、「昨年は得失点差1で優勝を逃したので、最初から失点を減らし、決めるところは決めよう、一つ一つ拘って行こうと昨年以上に練習から意識してきた」(山崎)。年間を通じて勿体ない失点も少なくなかったが、粘り強く戦い、負けを引き分けに、引き分けを勝ちに代え続けた結果が、タイトルに繋がった。

 日本一をかけてファイナルで戦うEAST王者の鹿島ユースは、夏のクラブユース選手権(U-18)でも1-0の辛勝だったように決して楽な相手ではない。しかし、今季積み上げてきた粘り強いを発揮出来れば、望み通りの結果がついてくるはずだ。

(取材・文 森田将義)
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