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[MOM580]北海道教育大岩見沢校GK細川龍哉(4年)_怪我から復活、背番号49の守護神

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GK細川龍哉

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.12 インカレ1回戦 北海道教育大学岩見沢校3-1日本文理大 BMWス]

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチは誰ですかという問いに、「勝ったからいっぱいいるんだけどね」と目じりが下がりっぱなしの北海道教育大岩見沢校の越山賢一監督だったが、真っ先に名前を挙げたのがGK細川龍哉(4年=帯広北高)だった。

 越山は2-0とリードして迎えた前半40分、DFラインのミスから相手に1対1の場面を作られてしまう。しかしDF舛田勇士郎(3年=創成館高)のシュートを弾き出し得点を与えなかった。「ミスからだったので、決められていたらこっちは自信がなくなるところだった」と指揮官も手放しに称えたプレー。守護神も「しっかり体が動いてくれてよかった」と満面の笑みで答えた。

 細川にとって、今年は試練の年になっていた。今季は北海道・東北選抜に選ばれて、デンソーカップチャレンジサッカー熊本大会に参加。気合十分で最終学年を迎えていた。しかしリーグ開幕前の4月に悲劇が襲う。練習試合で左足アキレス腱を断裂。1年を棒に振りかねない大怪我をしてしまった。

 人生初の大怪我に戸惑いもあったが、仲間を信じて、自身は懸命のリハビリに励んだ。その甲斐あって、10月に練習試合で復帰。リーグ戦での復帰は叶わなかったが、インディペンデンスリーグ(Iリーグ)の試合に復帰。今月行われたIリーグの全国大会に出場することが出来た。

 そのため今大会は追加登録、本来の番号だという21では登録できないため、Iリーグでつけた49番で試合に出場する。

 仲間が連れてきてくれたインカレの舞台。自らも貢献したことで、世代屈指のGK小島亨介を擁する早稲田大への挑戦権を得た。「観れるチャンス。自分も成長できるチャンスだと思う。自分も成長できるチャンスだと思うので、全力で戦いたい」。そして勝利に貪欲に。大怪我からの復活を遂げた守護神に怖いものはない。

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(取材・文 児玉幸洋)

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