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[MOM593]順天堂大MF柳澤亘(4年)_王子の左足炸裂「ガチの早稲田」破るスーパーゴール

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同点弾を叩き込んだDF柳澤亘(4年=八千代松陰高)

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[12.17 インカレ準々決勝 早稲田大1-2順天堂大 味フィ西]

「大学4年間で早稲田に勝ったことはなかったし、自分が出た試合で初めてガチの早稲田だった」。順天堂大MF柳澤亘(4年=八千代松陰高)が反撃の狼煙を上げる技ありショットを突き刺した。

 序盤は関東王者・早稲田大に主導権を握られ、前半6分にリーグ得点王FW岡田優希(4年=川崎U-18)に先制点を献上。その後も岡田に左サイドを破られ、順天堂大は前半16分、早くも交代カードを切る。右サイドハーフで先発した柳澤は本職の右サイドバックに下がって“岡田封じ”を担い、その後はシュートを打たせなかった。

 1点ビハインドで後半に突入。柳澤は攻撃参加の機会が限られる中、後半立ち上がりの反撃でタイミングよく前線に上がった。後半3分、DF石上輝(4年=堀越高)のクロスからこぼれたボールに反応し、右サイドから中に切れ込んで左足を一閃。「置き場所も良かったので落ち着いて蹴れた」と鋭く巻いたシュートをゴール左隅に突き刺した。

「点を取る選手じゃないのでたぶん初めて」と自身も記憶にないようなスーパーゴール。「練習はしていて、縦にいくことがバレてきたので、中に仕掛けていくのが課題だった」というイメージ通りのカットインから「ガチの早稲田」、U-21日本代表GK小島亨介(4年=名古屋U18)を破る貴重な同点弾。勢い止まらず、後半15分には石上のダイビングヘッドで逆転に成功した。

 守っては後半途中からポジションを移したMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)とも「初めて」対峙。周囲と連携してJ内定アタッカー2人を抑え、追加点を与えなかった。周囲から“王子”と評される甘いマスクのレフティーは「ガチの早稲田を相手にしたこの試合に出られて、結果を出せて良かった」と胸を張った。

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(取材・文 佐藤亜希子)

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