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宮城を代表するCB志村滉「とにかく自分が折れないで、後ろから支え続けることが大事」

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仙台育英高の注目CB志村滉

 宮城の名門、仙台育英高は第97回全国高校サッカー選手権宮城県予選を突破し、2年連続33回目となる全国大会出場を決めた。宮城県を代表するCBであり、守備の柱を担うDF志村滉(3年)に全国への意気込みを聞いた。

●DF志村滉
―3年生として迎える選手権はどのような大会にしたい?
「去年は悔しい大会になって、3年生は悔しいまま引退という形になったので今回、自分たちは笑顔で終われるようにやっていきたいと思っています」

―その中で自分が出したい部分は?
「後ろからのコーチングであったり、ロングパスだったら誰にも負けない自信があるので、空中戦でも攻守に渡って貢献できるようにやっていきたい」

―全国で力を示すチャンス。
「自分のいいプレーとか結果にこだわらなくて、チームのためにプレーしていればいいプレーというのは増えてくると思う。結果とか自分のアピールは気にせずに、とにかくチームのためにプレーしたいと思います」

―これまでの全国を振り返ると?
「去年の選手権はとにかく感じた部分が多くて、普段の大会やリーグ戦と全然違っていて、県大会の緊張感とはかけ離れて変な空気感があるというか。その中で去年経験できたのは大きかったですし、(その経験のおかげで)逆に今年の県大会とかインターハイとかに行っても、物怖じせずにやれたという部分があります」

―精神的なゆとりができたことが大きい。
「後ろがゆとりを持てば、チーム全体が落ち着いてくると思うので、そういう部分では去年を経験して良かったと思います」

―大黒柱としてチームにもたらしたい部分は?
「プレーはもちろんですけれども、後ろからの声というのは試合を変えていく部分だと思う。特にこの間の決勝なんて、延長でみんなの足が止まって来る中でも、常に自分が声をかけて守備をし続けた結果が勝利に繋がったと思うので、とにかく自分が折れないで後ろから支え続けることが大事かなと思っています」

―こんなCBになっていきたいという理想像はある?
「攻撃でも守備でも相手に嫌がられること。CBだったら相手のFWに嫌がられる選手というのが良いと思うんですけれども、自分は攻撃の部分でもボールを持った時に驚異になれる選手になりたいなと思っています」

―憧れの選手は?
「ちょっと前まではジョン・テリー。気持ちを全面に出してプレーする選手で、体張ってゴール守る姿が格好いいなと思って小さな頃から憧れでした」

―選手権の目標を教えてください。
「必ずベスト8を越えて、自分のプレーの目標はないですけれども、後ろから声をかけてチームを勝利に導けたらなと思います」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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