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リバプールが逆転GL突破!サラー決勝点でナポリとの直接対決を制す

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モハメド・サラーが決勝点

[12.11 欧州CLグループリーグ第6節 リバプール1-0ナポリ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は11日、グループリーグ最終節を行った。アンフィールドではC組のリバプール(イングランド)とナポリ(イタリア)が対戦し、リバプールが1-0で勝利。グループリーグ突破を決めた。なお、決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選は17日に行われる。

 首位ナポリが勝ち点9、2位パリSG(フランス)が同8、3位リバプールが同6で最終節を迎えたC組。勝利がグループリーグ突破の条件となるリバプールは、8日のボーンマス戦(4-0)から3人を変更し、DFトレント・アレクサンダー・アーノルドとMFジョーダン・ヘンダーソン、FWサディオ・マネが先発に名を連ねた。

 一方、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるナポリは、主力を温存した8日のフロジノーネ戦(4-0)から7人を変更。GKダビド・オスピナ、DFラウール・アルビオル、DFマリオ・ルイ、DFニコラ・マクシモビッチ、MFファビアン・ルイス、FWホセ・カジェホン、FWドリース・メルテンスが先発した。

 立ち上がりはともにボールホルダーへのプレスが早く、縦に早い展開に。だが、ナポリが前半9分にMFマレク・ハムシクがシュートを放ったものの、流れは徐々にリバプールに傾く。22分、FWモハメド・サラーがPA右へ出したパスをMFジョルジニオ・ワイナルドゥムがダイレクトで中央へ折り返し、マネが左足で流し込む。しかし、これはオフサイドと判定され、得点は認められなかった。

 マンチェスター・ユナイテッドなどが関心を示すDFカリドゥ・クリバリを中心とした守備をなかなか崩せないリバプール。それでも、前半34分にエースがゴールネットを揺らす。MFジェームズ・ミルナーのスルーパスからPA右でパスを受けたサラーがクリバリをかわして右足を振り抜く。角度はなかったが、GKオスピナの股下を抜けて左サイドネットに吸い込まれ、リバプールが先手を取った。

 ハーフタイムの時点では、レッドスターに2-0で勝っているパリSGが勝ち点11で首位突破。リバプールとナポリは勝ち点9で並び、直接対決(10月3日の対戦はナポリが1-0勝利)の勝ち点、得失点差、得点数、アウェーゴール数、さらにグループリーグ総得失点差(+2)も同じだが、総得点数でリバプールが2位で決勝トーナメント進出となる。

 後半もリバプールがボールの主導権を握る。5分、ヘンダーソンが敵陣でボールを奪い、FWロベルト・フィルミーノのパスをPA右で受けたサラーが相手のマークをはがして左足を振り抜くが、ゴール右に外れる。一方、追いつきたいナポリは17分にルイスをMFピオトル・ジエリンスキ、22分にメルテンスをFWアルカディウシュ・ミリク、25分にはルイをDFファウジ・グラムに代え、一気に交代カードを使い切った。

 これでナポリのリズムが変わり、左サイドを中心にゴールに迫るシーンを作っていくが、高さとカバーリングに優れるDFフィルヒル・ファン・ダイクとDFジョエル・マティプのブロックを突破することができない。すると、後半32分にリバプールに決定機。自陣深くからDFアンドリュー・ロバートソンが前に運び、PA左でサラーのリターンパスを呼び込んで中央へ折り返す。これをマネが左足で合わせるが、GKオスピナに阻まれ、追加点とはならなかった。

 一時は押し込まれる時間帯もあったリバプールだが、ミルナーとヘンダーソンの中盤からのプレスで流れを引き戻し、ダメ押しの追加点を狙いにいく。後半34分にフィルミーノを下げてMFナビ・ケイタを入れ、中盤の強度を強めると、40分にミルナーをMFファビーニョに代えた。42分には、ワイナルドゥムの浮き球パスで抜け出したサラーがPA左からマイナスへ折り返し、サラーが左足で合わせたが、これも枠外。リバプールは最後の交代カードでアレクサンダー・アーノルドに代えてDFデヤン・ロブレンを送り込んだ。

 終盤にはナポリがCBクリバリを前線に入れ、パワープレーに出た。しかし、ミリクの決定的なシュートはGKアリソン・ベッカーのファインセーブに阻まれ、1点が遠い。一方のリバプールはアディショナルタイムにマネがGKと1対1のシーンを作るが、1-0のままタイムアップ。他会場のパリSGが勝ったため、リバプールが2位でのグループリーグ突破を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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