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常葉大を三度突き放して4-3!仙台大が延長戦制して2回戦進出!

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仙台大が延長戦を制し、筑波大の待つ2回戦へ進出

[12.12 インカレ1回戦 常葉大 3-4(延長)仙台大 柏の葉]

 仙台大が延長戦を制す! 平成30年度第67回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)が12日に開幕。柏の葉公園総合競技場(千葉)の第1試合は仙台大(東北)が延長戦の末、4-3で常葉大(東海3)を下した。仙台大は今月15日の2回戦で筑波大(関東2)と戦う。

 東北1部リーグを13勝1分、70得点6失点という圧倒的な成績で制した“東北の雄”仙台大と、東海1部リーグ最少の17失点(22試合)で同3位に食い込んだ常葉大との一戦。先にビッグチャンスを迎えたのは仙台大だった。8分、敵陣でのインターセプトからショートカウンター。だが、これをMF山田温人(1年=清水桜が丘高)の素晴らしカバーリングで凌いだ常葉大は逆に14分、敵陣で空いた右のスペースへボールを動かし、最後はMF犬塚諒(3年=開志学園高)がフィニッシュへ持ち込んだ。

 直後に仙台大がスコアを動かす。16分、右ハイサイドへ飛び出したFW齋藤雄大(4年=桐生一高)が強引にクロスを上げきると、中央のFW本吉佑多(3年=仙台ユース)がヘディングシュートをゴール左へ叩き込んだ。

 この後、互いになかなか攻め切れない展開に。その中、狙い通りに試合を進めていたのは仙台大の方だった。常葉大がスペースへ抜け出すFW平野琢馬(1年=清水桜が丘高)狙いの長いパスが増えてしまっていたのに対し、より良い形でボールを奪っていた仙台大はサイドの深い位置までボールを運び、クロスまで持ち込む。34分には右サイドをコンビネーションで崩し、MF鈴木大貴(3年=大宮ユース)のクロスから本吉が決定的なヘッドを打ち込んだ。

 それでも常葉大は36分、右FKのクリアをPAでコントロールした山田が左足シュート。仙台大DFがゴールライン上で止めたが、目の前にいたCB佐藤友主将(4年=愛媛FCユース)が左足で押し込み、同点に追いついた。

 常葉大で唯一の4年生が決めたゴールで1-1。この後、ミスが増えてリズムを崩した仙台大に対し、常葉大は速攻からシュートを打ち込んだ。だが、ハーフタイムに吉井秀邦監督から「(前半は悪くなかったため)変えないで行こう。全く問題ない」とアドバイスされた仙台大は後半、前線で強さとコンビネーションの良さを見せる本吉、齋藤の2トップに鈴木らが絡む形で再び相手を押し込む。

 そして、齋藤やMF松尾佑介(3年=浦和ユース)が鋭くPAへ潜り込んだが、常葉大は1年生GK坪歩夢(青森山田高)のファインセーブなどしぶとく守って勝ち越し点を許さない。それでも33分、仙台大は1分前に投入されたばかりのDF井上友也(3年=横浜FCユース)が右サイドから左足でアーリークロス。中央の本吉の背後からファーサイドへ飛び出した齋藤が、胸コントロールからニア上へ豪快な左足シュートを蹴り込んだ。

 だが、常葉大も譲らない。38分、MF土井智之(3年=神戸弘陵高)が右サイドからPAへ斜めのスルーパス。これに交代出場MF村山健(2年=神戸弘陵高)が反応し、縦への持ち出しから右足シュートをゴールへ流し込む。その瞬間、ベンチの元日本代表MF・澤登正朗監督も両腕を突き上げてガッツポーズ。スコアは2-2となった。

 さらに常葉大は45分、左サイドでDFをかわしたFW杉本マテウス(3年=新居高)の右足シュートが左ポストを叩く。あわやのシーンを作られた仙台大。だが、吉井監督が「接戦は想定していた。点を取られても冷静にゲームができた」というチームは2-2で突入した延長戦で三度、常葉大を突き放す。

 延長前半6分、仙台大はDF石井幹人(4年=JFAアカデミー福島U18)の左CKを中央へ飛び込んだDF藤岡優也主将(3年=柏日体高)が左足ダイレクトでゴールに突き刺して3-2。さらに13分、再び石井の左CKから今度は交代出場DF大久保淳(4年=古河一高)が豪快なヘディング弾を決めて2点差とした。常葉大も諦めずに反撃し、延長後半終了間際に山田のゴールで1点を返す。だが、逃げ切った仙台大が4-3で勝利。2回戦へ駒を進めた。 

 仙台大は今年9月の「復興支援マッチ」でJ1のベガルタ仙台に1-0で勝利。これは吉井監督が監督に就任してから9年目でベガルタからの初勝利なのだという。その結果も含めて期待、「年々自信をつけているのがある」(藤岡)ことも確か。藤岡は強敵・筑波大との2回戦へ向けて「90分ないし120分でも、PKでも絶対にものにしてやろうというのがある。全員の力で結果だけにこだわっていきます」。仙台大は18年連続出場。強力アタッカー陣も強みに、今年は全国で結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

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