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ミュラーはハイキックで一発レッド…アヤックスvsバイエルンは退場2人、計6ゴールの大乱戦に

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ハイキックで一発退場となったバイエルンFWトーマス・ミュラー

[12.12 欧州CLグループリーグ第6節 バイエルン3-3アヤックス]

 両チームに一発退場者が出ながらの合計6得点。3-3の引き分けに終わったUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第6節のアヤックス(オランダ)対バイエルン(ドイツ)戦は、イベントづくめの一戦となった。

 前節までに両チームとも決勝トーナメント進出を決めており、残る注目点はグループ首位争いのみ。直接対決の一戦は前半13分、セットプレー崩れからFWロベルト・レバンドフスキのゴールが決まり、バイエルンが先制に成功した。ところが、後半はジェットコースターのような展開となった。

 後半16分、アヤックスは完全に押し込んだ状態から右ハーフスペースを崩し、FWドゥシャン・タディッチが同点ゴール。それでも同22分、バイエルンMFレオン・ゴレツカの突破を止めようとしたDFマキシミリアン・ウーバーに一発レッドが提示され、アヤックスは1人少なくなってしまう。

 劣勢だったバイエルンにとってはチャンス。だが後半30分、今度は高く上げたFWトーマス・ミュラーの足がDFニコラス・タグリアフィーコの頭部に入ってしまい、こちらも一発退場。互いに10人でプレーする形となった。すると同37分、アヤックスのPKをタディッチが決めて再びリードをおさめた。

 しかし、バイエルンはここから猛反撃。後半42分、MFチアゴ・アルカンタラが得たPKをレワンドフスキが決めると、同45分にはFWキングスレイ・コマンが豪快なシュートを突き刺して逆転に成功する。ところが終了間際にさらなるドラマ。アヤックスはミュラーのキックを受け、失点につながるPKを与えていたタグリアフィーコが起死回生の同点ゴールを決めた。

 3-3のまま終わるとバイエルンの首位通過が決まるため、アヤックスはさらなる猛攻をしかけたが、アディショナルタイム7分が過ぎてもスコアは動かず。互いに10人ながら激しいプレーを見せた両チームの選手たちは、疲弊した表情でタイムアップのホイッスルを迎えていた。

[E組]
アヤックス 3-3 バイエルン
[ア]ドゥシャン・タディッチ2(61、82分)、オウンゴール(90+5分)
[バ]ロベルト・レバンドフスキ2(13、87分)、キングスレイ・コマン(90分)

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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