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予想以上の出場機会を喜ぶ宮市亮…「5か月前はキャリアを続ける意味があるのか悩んだので」

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現状への喜びを語ったFW宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は現在同クラブでの一番充実した日々を過ごしているかもしれない。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』で現状への喜びを語った。

 2015年夏にアーセナルからザンクト・パウリに渡った宮市は、加入直後に左ひざの前十字じん帯を断裂すると、昨年6月に今度は右ひざの前十字じん帯を断裂。そして、トップチーム復帰が近づいていた同選手は今年4月には2軍の試合でもひざを負傷し、再び数か月に渡る長期離脱を強いられていた。

 しかし、14日に26歳の誕生日を迎えた宮市は今季に入ってからは2軍での4試合に加え、トップチームではここまで11試合でメンバー入りを果たして8試合に出場(1ゴール)。『ハンブルガー・モルゲンポスト』に対して「今はプレーしているし、とても幸せです」と明かすと、「前半戦のうちにこれほど出場機会が与えられるとは思っていませんでした」と予想以上の出場機会への驚きを示し、「5か月前はキャリアを続ける意味があるのか悩んでましたからね」とも振り返った。

 宮市は昨年10月に一児の父となった。「息子からたくさんの元気をもらっています。彼は僕に力を与えてくれますね」と辛い時期を乗り越えられた理由の1つとして子供の存在を挙げている。「家に帰ってからサッカーのことは考えなくなりました」と家族と過ごす時間は気分転換にもなっているようだ。

 一方、ザンクト・パウリとの現行契約は来夏で満了する宮市だが、昨年長期離脱中に契約延長したクラブへの感謝の気持ちは強い。「それがなかったら今ここにいませんし、このことは一生忘れることはないでしょう」とさらなる契約延長には前向きな姿勢を示している。なお『ハンブルガー・モルゲンポスト』によれば、クラブと代理人は交渉に入っており、ファンの間でも人気が高い宮市の残留は既定路線だという。

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