beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

関西王者大阪体育大が苦しみながらも初戦突破…シュート22本も延長戦までもつれる

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表FW浅野の弟、MF浅野雄也がゴールパフォーマンスでジャガーに対抗?「平田(6)がやっていたから真似した」とのことだが…

[12.15 インカレ2回戦 大阪体育大2-0(延長)静岡産業大 熊谷]

 第67回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の2回戦が15日に行われ、浦安市運動公園陸上競技場の第1試合では、大阪体育大(関西1)が静岡産業大(東海2)を延長戦の末に2-0で下した。17日の準々決勝では福岡大(九州1)と対戦する。

「シュートまでのいく形は悪くなかった。決めきらないと、こういう展開になりますね。ただ最後の浅野(雄也)の得点も含めて良さは出せたと思います」。疲れた表情の松尾元太監督だが、まずは初戦を突破したことに安堵した。

 試合の総シュート数は大体大の22本に対し、静産大は4本。数字が示す通り、チャンスの数では大体大が大きく上回った。風上に立った後半は一方的、特に右サイドから効果的に攻め込む。しかしフィニッシュの精度を欠き、なかなかシュートが枠を捉えない。後半20分にはDF木出雄斗(2年=星稜高)のクロスからFW林大地(3年=履正社高)が決定機を迎えるが、シュートを枠上に外してしまい、頭を抱えた。

 ただし静産大の我慢強い守備があったのも事実。特に主将DF諏訪部徹(4年=川崎F U-18)を中心としたDFラインが体を投げ出して、ゴールを死守する。90分間をスコアレスで耐え抜き、延長戦にもつれ込ませると、延長前半4分には静産大にとってのこの日最大のチャンス、MF藤池翼(4年=習志野高)がGKと1対1の場面を迎えるが、GK立川小太郎(4年=初芝橋本高)に止められてしまった。

 だが延長前半ラストプレーでついにスコアが動く。大体大は林がゴール前中央で仕掛けると、諏訪部と交錯。手塚優主審はPKスポットを指さす。これを林自らが沈め、先制点が決まる。さらにエンドが代わった延長後半14分、左サイドでMF西田恵(3年=関大北陽高)からのパスを受けたMF浅野雄也(4年=四日市四郷高/水戸内定)が縦に仕掛けて左足を振り抜く。これがゴールをしっかりと捉え、ダメ押し点になった。

 なかなか決まらなかったことで、浅野は「正直、焦った」という。しかし指揮官は「末吉(塁)をトップ下に入ったことで一気に流れが来た。サイドハーフ3枚は右も左もトップ下も出来る選手なので、試合中に流れを変えたり、タイプを変えたりできる。オプションが複数あるのが強みですね」と、イレブンを信じ続け、勝利への確信をもって試合を進めていたことを明かす。

 次戦の相手は福岡大に決まった。夏の総理大臣杯では2回戦で対戦し、延長戦で下した相手。しかし昨年度のインカレでは2回戦で敗れており、リベンジマッチと位置付けることも出来る相手だ。初戦から延長戦を戦ったことで、「かなり疲労もある。厳しい戦いになると思う」と中1日での試合に警戒感を持った指揮官だが、「守備の安定を持たせて、ピンチを作らないことが大事になる」と気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

TOP