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「新潟魂は見せられた」…新潟医療福祉大DF池田友樹、敗れて悔いなし

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新潟医療福祉大DF池田友樹(4年)

[12.15 インカレ2回戦 新潟医療福祉大2-3法政大 浦安]

 大会から姿を消すことになった。当然、悔しさはあるが、チームが歴史的な一歩を刻んだことに間違いはない。新潟医療福祉大(北信越)のゲームキャプテンを務めたDF池田友樹(4年)は「すべてを出し切れたので、そこは皆後悔はない」と清々しい表情を浮かべた。

 12日の1回戦・東海学園大戦で3-1の勝利を挙げたチームは全国の舞台で初白星。勢いに乗って迎えた2回戦の法政大でも、ピッチ上で躍動した。前半19分にMF上米良柊人(4年=湘南工科大附高)の鮮やかなループシュートで先制。後半12分に同点に追い付かれながれも、直後のプレーで池田が魅せた。MF霞恵介(4年=青森山田高)のパスから右サイドを駆け上がると、「初戦も良いクロスを上げられて先制点を奪えていたので、自信を持って上げられた」と低い弾道のピンポイントクロスを供給してFW矢村健(3年=市立船橋高)の勝ち越しゴールを演出した。

「良いボールが行ったと思ったので、最後に健がしっかり決めてくれたので良かった。でも、正直クロスを上げたときに入ったなと思ったくらい。ゾーンに入っているような感じだった」

 対戦相手の法政大の最前線には、北九州内定FWディサロ燦シルヴァーノ(4年=三菱養和SCユース)とU-21日本代表FW上田綺世(2年=鹿島学園高)の強力2トップが構えていたが、ひるむことはない。「僕たちは失うものはなかった。相手がプロ内定だろうが、年代別代表だろうが、しっかり球際で戦い、ハードワークすることだけは決めていた」。激しく体を寄せ、粘り強く球際の勝負に挑んで相手選手を簡単には自由にさせなかった。

 しかし、「法政さんの最後まで諦めない気持ちを上回れなかった」と後半32分と同40分に失点して試合には2-3の逆転負けを喫し、2回戦敗退が決まった。「正直悔しい」と唇を噛みつつも、すべてを出し切って昨季の準優勝チームを苦しめたことで「新潟魂というか、底力は見せられたと思う。後悔はない」と胸を張った。

「後輩が4年生の姿を見て、『ここで借りを返すんだ』という気持ちになっていると思う。そこは後輩たちがやってくれると思う。僕たちは足跡は残せたかなと思います」。全国での2勝目は、4年生が中心となったチームが刻んだ新たな一歩、そして敗れた姿を見た後輩たちへと託される。

(取材・文 折戸岳彦)

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