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モウリーニョ、“リバプールの核”サラーへ警戒感「チェルシーでは適応できなかったが今では…」

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マンチェスター・ユナイテッドが警戒するモハメド・サラー

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督は、リバプール戦を前にFWモハメド・サラーへの警戒感をあらわにした。

 今シーズン、開幕から低調な戦いを続けるユナイテッドは、現在6位まで順位を上げるもリーグ首位とは勝ち点18もの差がついている。そして迎える16日、モウリーニョ監督率いるチームは敵地でリバプールと対戦する。

 ここまで開幕から16試合で無敗を維持するリバプールの中で、攻撃の中心を担うのがサラー。序盤こそ苦戦した同選手だが、前節ではハットトリックを達成するなど得点ランキング首位タイに浮上する。一方、昨シーズンにプレミアリーグ新記録となる32ゴールを挙げた同選手を2試合で封じたユナイテッドだが、今シーズンはここまで26失点と守備に不安を抱える。

 この試合を前にリバプール攻撃陣への対策が迫られるモウリーニョ監督は、チェルシー時代の教え子であるサラーについて口を開いた。「私がチェルシー時代に知っているサラーは先のある選手だった。そして今、彼は世界最高選手の1人になった。彼は信じられないぐらいに成長した。速くて弱い少年だったが、速くて強靭な男になった」

「スイスの小さなクラブからイングランドのビッグクラブにやって来たとき、彼は精神的にプレミアリーグに適応できなかった。私はホワイト・ハート・レーンとエティハドで彼を起用したが、彼にとって舞台が大きすぎた。しかし、今ではバルセロナ、マドリー、どこでもプレーできる。今の彼は“誰も恐れていない”といった感じでプレーしている。リバプールには強者がそろっているが、彼こそが核だ」

 そして、昨シーズンの状態を戻しつつあるサラーへの対策について語った。「昨年はコウチーニョが偽の左サイドアタッカーとしてプレーし、真ん中に入って来てリズムを作ってきたが、今では完全に異なる。サラーが時には右サイド、時にはストライカーの位置に入る。彼らはサラーを最大限に生かす多くの可能性を有している」

「我々は相手の長所と短所を分析している。そして、リバプールと対戦するときは必ずサラーのことについて考えなくてはならない。もちろん我々もそのようにする。彼のようなファンタスティックな選手を止める術を考えなくてはならないし、最低でも彼にトラブルを与えたい」

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