[MOM2741]大宮ユースFW吉永昇偉(3年)_戦う姿勢を最後まで…大一番で頼りになるエースが2発!
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 東海大仰星高1-3大宮ユース 広島一球]
ベタな選考であるが、異論も出ないだろう。大事な決定戦で2ゴールを挙げた大宮アルディージャユースFW吉永昇偉(3年)がマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)だ。
「あいつは本当に凄いですね。みんな頼りにしていますし、後ろで守っていても『いつか決めてくれる』と思える。キャプテンシーもそうですけれど、一人のサッカー選手として学べるものがある」
そう語ったのはDF森侑里(3年)。劣勢の展開になっても、まったく折れる様子を見せずに戦う背中は、何よりチームメイトを勇気付けるものだった。
前半のパフォーマンスは必ずしも良くなかった。「前半は消えていましたね。気負いすぎていたし、一人で背負いすぎてしまった部分があると思う」と丹野友輔監督が振り返ったように、責任感の強さが裏目に出てしまっていた。とはいえ、気負って終わりにならず、そこから盛り返していくのも吉永らしさである。
「(前半は)クラブユース選手権決勝のときのようになるのではないかとよぎったんですけれど、(スタンドの選手が)あれだけ凄い応援をしてくれていたので負けるわけにはいかなかった」(吉永)
最初のゴールは0-1で迎えた後半24分。FKに頭で合わせた。「叩きつけるイメージで行った。応援のおかげで、いつもより高く跳べた感じがします」という一発で、劣勢のチームを救う。さらに、3分後の2点目でも体を張って起点となり、32分の3点目は仲の良いMF高柳郁弥(3年)のアシストからストライカーらしいゴールを奪い取ってみせた。
その後も前線で体を張りつつ、疲れた体に鞭を打つように激しく相手ボールにチェイシング。プレーで味方を鼓舞して引っ張り、見事にプレミアリーグ復帰を勝ち取り、後輩たちへ最高の置き土産を残すこととなった。
(取材・文 川端暁彦)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 東海大仰星高1-3大宮ユース 広島一球]
ベタな選考であるが、異論も出ないだろう。大事な決定戦で2ゴールを挙げた大宮アルディージャユースFW吉永昇偉(3年)がマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)だ。
「あいつは本当に凄いですね。みんな頼りにしていますし、後ろで守っていても『いつか決めてくれる』と思える。キャプテンシーもそうですけれど、一人のサッカー選手として学べるものがある」
そう語ったのはDF森侑里(3年)。劣勢の展開になっても、まったく折れる様子を見せずに戦う背中は、何よりチームメイトを勇気付けるものだった。
前半のパフォーマンスは必ずしも良くなかった。「前半は消えていましたね。気負いすぎていたし、一人で背負いすぎてしまった部分があると思う」と丹野友輔監督が振り返ったように、責任感の強さが裏目に出てしまっていた。とはいえ、気負って終わりにならず、そこから盛り返していくのも吉永らしさである。
「(前半は)クラブユース選手権決勝のときのようになるのではないかとよぎったんですけれど、(スタンドの選手が)あれだけ凄い応援をしてくれていたので負けるわけにはいかなかった」(吉永)
最初のゴールは0-1で迎えた後半24分。FKに頭で合わせた。「叩きつけるイメージで行った。応援のおかげで、いつもより高く跳べた感じがします」という一発で、劣勢のチームを救う。さらに、3分後の2点目でも体を張って起点となり、32分の3点目は仲の良いMF高柳郁弥(3年)のアシストからストライカーらしいゴールを奪い取ってみせた。
その後も前線で体を張りつつ、疲れた体に鞭を打つように激しく相手ボールにチェイシング。プレーで味方を鼓舞して引っ張り、見事にプレミアリーグ復帰を勝ち取り、後輩たちへ最高の置き土産を残すこととなった。
(取材・文 川端暁彦)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018