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インハイ準Vの桐光学園CB望月駿介主将「流経と試合して、郁万に勝ちたい」

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インターハイ準優勝校、桐光学園高のCB望月駿介主将は全国決勝で旧友に勝つことを目指す

 インターハイ準優勝の桐光学園高は激戦区の神奈川県予選を勝ち抜き、第97回全国高校サッカー選手権出場を決めた。1年時から主力を務めてきたCB望月駿介主将(3年)に全国大会への意気込みを聞いた。

桐光学園高DF望月駿介主将
―プリンスリーグは9位と結果が残せなかった。
「前期は上に食らいついて行けていたけれども、インターハイ後の連敗が後に響いてしまった感じです。インターハイ終わってからみんな疲れとか残っていて、自分たちの持ち味である守備からなどができていなかった」

―インターハイ準優勝のプラス面とマイナス面は?
「ずっと全国優勝を目標にしていたんですけれども、(それが実際にできるのか)曖昧な感じでした。決勝まで行って現実的になった部分は良かったんですけれども、準優勝して生まれた慢心がプリンス(リーグ)の後半始めの成績に繋がってしまったかなと思います。そこはもっと切り替えさせてやるべきだった」

―そこから立て直して全国に戻ってきたことは自信に。
「選手権(予選)前くらいはゼロ、マイナスくらいのスタートだったんですけれども、もう一回チーム全員で話して、自分たちは守備から入るチームだということを再確認しました。それが県予選では通用したので自信に繋がって今、少しずつ調子が戻ってきていると思うので、戦い方を忘れずにやれれば全国でも戦えると思います」

―大会が近づいて、「やってやるぞ」となってきた?
「初戦からバッチバチになる。いずれ戦わないといけない相手だと思うので、本当にやるだけです」

―どのようなサッカーを見せたい?
「自分たちは守備。自分たちが我慢強く守れば、前の(西川)潤だったり、(阿部)龍聖だったりヨセフ(佐々木ムライヨセフ)、敷野(智大)だったりが点獲ってくれると思うので、自分たちが失点しないことを意識してやりたい」

―望月君自身、絶対にやられないこと。
「ここ最近、点は獲れている。DFがゼロに抑えれば本当に勝てると思っているので、自分がやられないことはもちろんなんですけれども、カバーとか全体に気を配れるようにやって決勝まで行って(流経大柏の関川)郁万とやりたいです」

―FC多摩ジュニアユースでコンビを組んだ関川選手は最も比較されてきた選手。
「選手権とかで活躍してプロにも行って、結構差がついてしまった。自分がプロになればまたやれるかもしれないですけれども、今はこの選手権だけなんで、1回は流経と試合して郁万に勝ちたい」

―昨年のプリンスリーグでは対戦しなかった?
「1敗1分だったんですけれども郁万出ていないので、1回もやっていないのでやりたいです」

―活躍して高校選抜などに入ることも目標。
「全国に自分の名を知らしめるチャンス。プロになっていくためには高校選抜とかにも入るくらいの実力がないとダメだと思うので、そこは自分の持ち味のヘディングだったり、対人の強さだったりを見てもらえるように頑張りたいです」

(取材・文 吉田太郎)

●【特設】高校選手権2018

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