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JリーグMVP家長昭博に思わぬサプライズ…“運命の人”本田圭佑「たまには連絡下さい」

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JリーグMVPに輝いたMF家長昭博にメッセージを送ったMF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)

 Jリーグ年間最優秀選手に輝いた川崎フロンターレMF家長昭博に“運命の人”からサプライズのビデオメッセージが送られた。登場したのはメルボルン・ビクトリーMF本田圭佑。同じ1986年6月13日に生まれ、同じ左足を武器とし、中学時代を共に過ごした旧友から「アキ、おめでとう!」と祝福の言葉が送られた。

 家長と本田は中学時代、共にガンバ大阪ジュニアユースでプレー。家長にとっては「いつも一緒にいて、たまたま生年月日も同じで、運命を感じる選手」といった存在だ。卒業後は家長がG大阪ユースに昇格したが、本田は星稜高に進学。進路は別れたものの、共に日本サッカー界の歴史に名を残す選手となった。

 Jリーグは18日、横浜アリーナで「2018 Jリーグアウォーズ」を開催。メインイベントのMVPが発表されると、直後にさらなるサプライズが待っていた。

「アキ、おめでとう。事務所から選ばれる可能性があるからメッセージくれって言われて、もしアキが選ばれなかったらこのメッセージどこ行くんかなと思って喋っています。これが映るなら選ばれたってことなので、改めておめでとうございます」。

 会場のモニターに本田の姿が映し出されると、会場からは大きな歓声。今季のJリーグを象徴する選手となった旧友に素直なメッセージを送った。「全然連絡がこないんで、たまには連絡ください。サッカーに集中して、家族のために頑張っているのはわかりますけど、たまには旧い友人にも連絡をよこして、会いに来てください。また昔話でもしましょう」。

 現在はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーでプレーする傍ら、カンボジア代表監督を務め、投資家としても積極的に活動するなど、サッカー界にとどまらない影響力を発揮する本田。川崎Fの選手たちには「アキだけでなく、他のチームメートのみなさんも活躍したと聞いています。おめでとうございました。来年も魅力のあるパスサッカーを見せてください」と語った。

 突然のメッセージを耳にした家長は天井を見つめ、やや感極まった様子。直前のスピーチでは「あまりこういう場所で喋ったことないので手短に…」と語っており、おなじみの本田節には「僕より喋ってましたね」と苦笑いも。それでも「本当に行きたいと思います」と述べ、近々の再会を約束した。

(取材・文 竹内達也)
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