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「50歳は直した方が良いけど…」最年長ベスト11更新の憲剛「自分次第で成長できる」

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川崎フロンターレMF中村憲剛

 自身の最年長受賞記録を更新した。38歳で通算8度目のベストイレブンに選出された川崎フロンターレMF中村憲剛は、来季以降も自分自身を越えていこうとしている。

 昨季のJ1リーグを制し、クラブ、そして自身にとって初タイトルを獲得した。「初めて優勝して、ネガティブな感情が吹っ切れた。初めて純粋にサッカーを楽しみながら連覇に臨めた」と大きなプレッシャーから解放されて臨んだ今季。自身は33試合6得点の記録を残し、チームはリーグ2連覇を成し遂げた。

「去年見た景色をもう一回見たかった。優勝を経験してタフなチームになり、頼もしい後輩たちが育ってきたので、僕は自分に集中してやることができた」

 そして、アウォーズの舞台で川崎Fからはベストイレブンに史上最多タイとなる7人が選出され、中村は自身の持つ最年長受賞記録を38歳に更新した。「38歳だけど、自分自身で記録を更新することで年齢は関係ない」と力強く語りつつも、先日行われたイベントでの一コマが思い起こされた。

 14日、Jリーグとパートナーシップ契約を結んでいる明治安田生命保険相互会社が、「みんなの健活プロジェクト」のキックオフイベントを開催。血管年齢の測定にトライした中村だが、まさかの50歳という結果が出され、「不摂生があったかもしれない…」と肩を落としていた。

 しかし、38歳でのベストイレブン選出。「血管年齢が50歳と言われたが、それでもできる。それでもできるというのをいろんな人たちに、今日見てくれた人たちに勇気を与えられたと思う」と胸を張る。

 血管年齢50歳という結果については「もうちょっと直した方がいい」と苦笑しながらも、「自分次第で成長はできると思う」とサッカー選手として貪欲な姿勢を貫いていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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