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打倒レアルを誓う土居聖真「世界を驚かせるスペシャルな一日に」

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鹿島MF土居聖真

 19日のFIFAクラブワールドカップ2018準決勝で欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)と対戦する鹿島アントラーズが18日、UAE・アブダビのザイードスポーツシティスタジアムで公式会見を行い、大岩剛監督とMF土居聖真が出席した。

 15日の準々決勝でグアダラハラ(メキシコ)に3-2の逆転勝利をおさめ、2大会ぶり2度目の4強入りを果たした鹿島。日本開催だった16年大会は初出場でアジア勢初の決勝進出を果たすも、決勝でレアルに延長戦の末、2-4で惜敗した。2年前のリベンジも懸かる一戦に向け、土居は「相手がレアル・マドリーだからといって、僕らの戦いを変えるのではなく、僕らが持っているアグレッシブさや組織力を出したい」と強調。「団結力を持って戦ってきた1年なので、それを出す集大成としてレアル・マドリーに向かっていければ。世界を驚かせるようなサッカーができれば、明日はすごいスペシャルな一日になると思う」と意気込んだ。

 レアルは今季、FWクリスティアーノ・ロナウドが抜け、シーズン途中に監督交代するなど、決してチーム状態は良くない。それでも大岩監督は「以前の会見でも言ったが、マドリーはマドリー。2年前と変わらず強いマドリーだ」と力説。「2年前も悔しい思いをしたし、今回もベストを尽くして、決勝に進む戦いをマドリー相手にしたいということだけに注力して試合に臨みたい」と、周囲の雑音を封じるように目の前に一戦に集中した。

 2年前の決勝でハットトリックを許したC・ロナウドはユベントスに移籍。記者会見では「レアルにどれだけの損失があると思うか」との質問も出たが、大岩監督は「クリスティアーノ(・ロナウド)がいる、いないに関わらず、マドリーは強い。得点を取る選手はたくさんいるし、注意しないといけない選手は何人もいる」とレアルの攻撃陣を警戒したうえで、「得点を取らせない守備をしっかりしたいとしか考えていないし、どれだけ損失があるかは私には計り知れない。明日の試合は失点せずに試合を進める準備をしっかりしたい」と話した。

(取材・文 西山紘平)

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