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レアル監督は鹿島への警戒緩めず「2年前より経験を積んでいる」

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レアル・マドリーのサンティアゴ・ソラーリ監督

 19日のFIFAクラブワールドカップ2018準決勝で鹿島アントラーズと対戦する欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)が18日、UAE・アブダビのザイードスポーツシティスタジアムで公式会見を行った。

 サンティアゴ・ソラーリ監督はUEFAチャンピオンズリーグを3連覇したことで得た大会3連覇のチャンスを前に「ここに来るにはチャンピオンズリーグに勝たないといけない。私たちは再びそれを成し遂げて、ここに来た。それは普通のことではない。そして、またタイトルを勝ち取ろうとしている」と、3大会連続4度目のクラブW杯制覇へ決意を述べた。

 準決勝で対戦するのは2年前の決勝で延長戦にもつれ込む激闘を演じた鹿島。ソラーリ監督は「2年前よりさらに経験を積んでいる。2年前はゲスト(開催国代表)として参加したチームだったが、今回は大陸王者として参加している」と敬意を示したうえで、「選手はあまり変わっていない。3、4人のハイクオリティーな外国人選手がいる。それ以外は日本人だが、クイックなチームで、ダイレクトにプレーしてくる。速いストライカーもいる。やりがいのある試合になるし、美しい試合になると思う」と指摘した。

 欧州王者と南米王者が世界一を懸けて激突するインターコンチネンタルカップ、トヨタカップを経て各大陸王者が集まる現方式へと変わっていったクラブW杯。アルゼンチン出身の指揮官は「私が13、14歳のころ、この大会はインターコンチネンタルカップだった。東京で開催されていて、アルゼンチンとは時差があったが、学校を休んででもこの大会を見ていた」と当時を振り返り、「多くの大陸連盟が参加するようになり、さらに難しい大会になった。相手を低く見積もることはできない。私はこの大会が大好きだし、とても美しい大会だ」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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