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法大1年生DF蓑田は前半12分に涙の負傷交代「4年生のために決勝は出られる準備を」

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涙を流しながらピッチを後にするDF蓑田広大と握手をかわす長山一也監督

[12.19 インカレ準決勝 順天堂大1-2(延長)法政大 味フィ西]

 今大会は3戦連続でスタメン出場していた法政大(関東4)のDF蓑田広大(1年=青森山田高)だったが、前半12分で無念の負傷交代となった。「球際のところで持っていかれた感じ」と右足首を負傷。自ら交代を要求し、涙を流しながらピッチを後にした。

 長山一也監督も「準決勝まですごく頑張ってきてくれていた」と評価していた選手。自身も「しっかり準備してきた」と自信をもって迎えていた大会だっただけに、悔しさが頬を伝った。

 ただし中2日で迎える決勝については、「監督の判断」としながらも、「最後なので、4年生のために」と出場へ向けた準備を最大限にするつもり。「自分は出れるように準備をしていくだけです」。

 2週間後に行われる高校選手権では優勝候補の一角に上げられている母校の青森山田高についても「いいメンバーがいると思うので、しっかり味方と監督を信じて、優勝してほしい」とエールを送る。同じ日本一に立つという目標を持つもの同士。先に目標を達成して後輩たちを勇気づける。

(取材・文 児玉幸洋)
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