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先発抜擢に応えられず、前半で無念の交代…順大1年生MF白井「試合を決められる選手に」

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MF白井海斗は前半のみでの交代となった

 スタメン抜擢に応えることが出来なかった。「守備に追われる時間が長い中で、自分の攻撃の特長を出せなかった。決勝に行けなかったのは悔しいです」。今大会4試合目にして初めて先発出場した順天堂大(関東6)のMF白井海斗(1年=清水桜が丘高)は、前半のみで途中交代となった。

 清水桜が丘高の主将として高校時代から注目されてきた白井は、順大入学後も開幕戦から即ベンチ入り。しかし関東リーグ戦は13試合で2得点2アシストを決めたルーキーイヤーだったが、「プレースピード、球際、寄せの速さ」など、すべての部分で苦しんだシーズンだったと振り返る。

 目標は「試合を決められる選手になる」こと。「フィジカルや守備のところが全然できていない」という明確な課題を克服しつつ、得点やアシストを増やしていきたいという。

「期待してやってください!こいつ上手いんで!」。インタビュー中に通りがかったMF名古新太郎(4年=静岡学園高)の“横やり”に思わず苦笑いの白井だったが、そんな名古の背中を見続けてきた1年だったとも振り返る。

「プレーで見せてくれた。分からないことがあると、アドバイスもたくさんくれた。上手過ぎというのもあるけど、言葉で教えてくれたこともたくさんあった。自分が4年生になったときに、今みたいなかっこいい4年生になれるように、やっていきたいです」

(取材・文 児玉幸洋)
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