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完全復活の兆しを見せる宮市亮、競り合いでも迷わず「怖さをまったく感じなくなった」

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 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、幸せに溢れた日々を過ごしているようだ。地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』で心境を明かしている。

 2015年夏にドイツに渡ってから度重なる重傷に苦しめられた宮市だが、今シーズンに入ってからはリーグ戦9試合に出場し、15日の第17節グロイター・フュルト戦では今季2ゴール目をマーク。その一戦では88分までプレーし、復帰後最長の出場時間を記録。順調な復調ぶりを見せた。

 そして、本人も手応えをつかんでいる模様。「彼の笑顔はいつもよりかも明るいかもしれない」と伝える『ハンブルガー・アーベントブラット』の取材に対して、このように明かしている。

「デュエルに入るにあたって、怖さをまったく感じなくなりました。『ケガするかもしれない』といった考えが頭をよぎることはなくなりましたね。正直、夏には現時点でここまで調子を戻せるとは思っていませんでした」

「朝起きて、何も痛みを感じないのは素晴らしい気持ちです。ケガしていたときは寝る前にそうなることをどれほど願っていたのか…」

 宮市がザンクト・パウリの選手としてベストパフォーマンスを見せたのは2ゴール1アシストと活躍した2016年5月のカイザースラウテルン戦と言われる。

「あのときのレベルに戻るまでどれほど時間が必要かは分かりません。でもこのままケガすることなくやっていけたら絶対にもっと良くなると思いますよ。今は本当に幸せです」

 前半戦を3位ウニオン・ベルリンと同じ勝ち点31の4位で折り返したザンクト・パウリは22日にマグデブルクをホームに迎えて2018年を締めくくる。ここ3試合先発出場が続く宮市は、この試合の後にもサポーターたちに笑顔を見せたいところだ。

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