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解任のモウリーニョへクリスマスプレゼント?マンUが25億円以上の解雇手当支給か

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ジョゼ・モウリーニョ前監督は高額の手当てを受け取ることになるようだ

 ジョゼ・モウリーニョ前監督を解任したマンチェスター・ユナイテッドは、シーズン途中で契約を破棄したために相当額の手当を同指揮官に支給する義務が発生するようだ。

 今季、開幕から低調な戦いを続けるユナイテッドはプレミアリーグ創設以降、最悪なスタートを切るなどなかなか上昇のきっかけをつかめず。そして18日、クラブは2016年夏からチームを指揮するモウリーニョ前監督の解任を発表。2015年12月にチェルシーの指揮官を解任されてからちょうど3年と1日でこの日を迎えることになってしまった。

 もちろん、解任はポルトガル人指揮官にとって喜べるニュースではないが、契約の関係上、クラブから高額な手当を受けることになるようだ。そこで、ユナイテッドの前任者と比較しながらモウリーニョ前監督がどの程度の金額を受け取ることになるのかを明らかにする。

■モウリーニョ前監督はいくら受け取る?

 約2年と5か月の間ユナイテッドを指揮したモウリーニョ前監督は、11か月前に新契約を締結したばかり。しかし、今夏の移籍市場で同指揮官が希望する選手を獲得できないなどの失態が響き、さらに16日に宿敵リバプールに1-3で敗れたことがとどめとなり、結果的に“3年目の呪い”に祟られる形になってしまった。

 今季序盤からの成績不振に伴い、モウリーニョ前監督の解任報道が過熱する一方で、イギリス『デイリー・レコード』は契約を途中で解消する場合、ユナイテッドには約1800万ポンド(約26億円)の支払いが生じると報じていた。さらに、チャンピオンズリーグのグループリーグ突破に加え、プレミアリーグのトップ4の可能性が絶たれていないことからこの金額はさらに跳ね上がる可能性がある。

 一方で、イギリス『デイリー・メール』は、2020年までの契約を途中で破棄したユナイテッド側には、2250万ポンド(約32億円)の支払い義務が生じるとも報じている。この内訳として、1800万ポンドの基本給に、CLやプレミアリーグでの戦いが続いている状態で解任した際に25%ものボーナスが付帯するようだ。

■モイーズ氏とファン・ハール氏の解任手当は?

 2013年にアレックス・ファーガソン氏が退任して以降、モウリーニョ前監督がユナイテッドを率いた3人目の指揮官。しかし、前任者のモイーズ氏とファン・ハール氏は、ポルトガル人指揮官ほどの手当を受け取ってはいないようだ。

 クリスマス前にクビを切られたモウリーニョ前監督とは対照的に、モイーズ氏とファン・ハール氏はトップ4フィニッシュを飾れる可能性のない状態での解任(モイーズ氏はシーズン終盤の4月下旬、ファン・ハール氏はシーズン終了後)となってしまったことが理由のようだ。

 モイーズ氏はクラブから約500万ポンド(約7億円)、ファン・ハール氏はごくわずかの退職金を受け取ったにすぎないとされている。

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