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エジルを持て余すアーセナル…売却予定も難航中

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MFメスト・エジルを持て余すアーセナル

 アーセナルはMFメスト・エジルを売却したいと考えているものの、実際に手放すことに苦労しているようだ。20日、英『ミラー』が伝えている。

 エジルはウナイ・エメリ監督の構想外になりつつある。1年前に週給35万ポンド(約4930万円)で再契約したばかりで、チームで最も高給なプレーヤーにもかかわらずだ。指揮官はエジルの貢献度の低さにフラストレーションを感じており、直近の公式戦10試合で先発は2試合、一方でメンバー外は6試合と主力からはずれてしまっている。

 エジルに対してインテルが興味を示しており、1月にレンタル移籍の検討もされている。ただし、アーセナルとしては給与の一部を肩代わりするつもりもなく、完全移籍となった場合は高額な移籍金を要求するだろう。すなわち、2年半の契約が残るエジルの売却は大きな問題になる。しかも、エメリ監督の構想外という状況である。

 指揮官は19日のカラバオ杯準々決勝・トッテナム戦(0-2)でもエジルをベンチに置かなかった。

 転機は10月に行われたリーグ第10節・クリスタル・パレス戦(2-2)だ。エメリ監督はエジルをベンチに置くようにスタッフから進言されたものの、そのアドバイスを無視して先発起用し、さらにキャプテンにも任命した。だが期待には応えられず、指揮官はスタメンにふさわしくないと感じたようだ。

 エジルは指揮官の扱いを受け止めつつも、アーセナルから出たくないと考えている。だが、エメリ監督との関係が改善されたとしても、内部関係者はすでにもう後戻りできない状況だと考えている。

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