ダービー・カウンティのフランク・ランパード監督は、マンチェスター・ユナイテッドから解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督を再びプレミアリーグの舞台で見られるだろうと話した。

　今シーズンの成績不振を理由にマンチェスター・Uは18日、2016年夏からマンチェスター・Uを2年半にわたり率いてきたモウリーニョ前監督の解任を発表。リバプールのユルゲン・クロップ監督やマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督などがこの解任劇についてコメントを残す中、チェルシー時代に同指揮官とタッグを組み、3度のリーグ制覇を成し遂げたランパード監督も口を開いた。

　今シーズンのカラバオ杯では、マンチェスター・Uを破る大金星を挙げて元恩師に引導を渡す形となったランパード監督は、モウリーニョ氏が再びプレミアリーグの舞台に戻って来るかと問われ「可能性はある。彼はジョゼ・モウリーニョだ。どんなことでも可能にしてしまう」と話し、以下に続けた。

「彼は偉大な監督で、多くのことを成し遂げてきたからまだまだ需要があるはずだ。良いかどうかはわからない外野からのプレッシャーを多く受けてきたから今は休養に充てることになるだろう。そして、プレミアリーグか世界のフットボールの舞台に彼は戻って来る。彼はトップの監督だから、戻る場所もトップチームになるだろう」

　チェルシーでは2度にわたりモウリーニョ氏と仕事をしたランパード監督は、同指揮官について「大きな自信を私に与えてくれた。彼は戦術家で、練習や試合に向けての準備もとても素晴らしい。彼は私の首根っこを掴んでフットボールの世界に引きずり込んだ」と言及し、大きなプレッシャーを受け続けた元恩師に同情した。

「トップクラブでは常に監督に対して厳しい目が向けられる。監督は責任を負う立場にあるが、全てがジョゼ・モウリーニョの責任ではない。彼は偉大な、偉大な監督だ。ただ、彼らが望むような結果が伴わなかったし、これが我々の生きている世界だ」

---

●プレミアリーグ2018-19特集