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“法政のメッシ”がベストMF賞! 紺野和也「早めにプロ入りを決めて特別指定で…」

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インカレベストMF賞を受賞した法政大MF紺野和也(3年=武南高)

[12.22 インカレ決勝 法政大1-0駒澤大 駒場]

 右サイドは“法政のメッシ”の独壇場だった。法政大MF紺野和也(3年=武南高)はインカレ決勝の駒澤大戦、対面のディフェンダーを次々に抜き去り、自身の持ち味を遺憾なく発揮。フィニッシュの精度には課題も残したが、42年ぶり優勝に導いた活躍が評価され、大会ベストMF賞を受賞した。

「良くもなく悪くもなく」。決勝の印象をそう振り返った背番号8だが、確固たるストロングポイントは猛威を振るった。FWリオネル・メッシに例えられる左足ドリブルは相手に狙いどころを絞らせず、対峙したDF桧山悠也(1年=市立船橋高)は右へ左へと振り回された。

 だが、心残りはゴールという結果だった。前半には「ずっと練習していた」というイメージどおりの形から、力強く振り抜いたカットインシュートがゴールのはるか上へ。「あまり結果を残せていなくて、ドリブルの後のシュートのうまさが課題」と前を見据えた。

 昨季は総理大臣杯優勝、今季はインカレ制覇に導き、すでにJクラブから熱視線を寄せられているドリブラーも来季で最高学年。「個人では早めにプロ入りを決めて特別指定選手として活躍したいし、チームとしてはリーグ優勝を取れていないので3冠を目指してやっていきたい」と大きな野心を持って臨む。

(取材・文 竹内達也)
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