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幕張のJFA新施設は『夢フィールド』に、目標2億円の寄付金募る

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新施設の名称は「JFA夢フィールド」に決まった

 日本サッカー協会は25日、千葉市の幕張海浜公園内に建設されているナショナルフットボールセンターの名称が「JFA夢フィールド」に決まったと発表した。記者発表会が同日、JFAハウスで行われ、田嶋幸三会長、日本代表の森保一監督、元日本代表のMF長谷部誠(フランクフルト)が出席した。

 10月に建設が始まったJFA夢フィールドは2020年3月に運用開始予定。敷地内には天然芝ピッチ2面、人工芝ピッチ2面、フットサルアリーナ、クラブハウスが設置され、日本代表がトレーニング拠点する他、日本サッカー界の情報共有、交流の場としての総合的な活用が期待されている。

 東北・東日本大地震からの復興を果たしたJヴィレッジを始め、静岡市のJ-STEP、大阪府堺市のJ-GREEN堺など、JFA管理の施設は他にもあるが、夢フィールドは主に年代別代表を含む日本代表が主に使用する予定。コーチ、テクニカルスタッフ、レフェリーも常駐する他、海外組がオフ期間に使用することも想定している。

 田嶋会長は発表会の場で「世界のトップ10、そしてW杯で優勝するという大きな夢を実現するため、きわめて貴重な役割を果たす場となる」と重要性を説明。この日、新たな公式ロゴマークも発表され、W杯日韓大会でもシンボルマーク制作を担当した浅葉克己氏の筆文字デザインがお披露目となった。

 森保監督は「プレーする場、高める場、サポーターが見てくれる場、サッカーを学び、コミュニケーションをする場であってほしい」と展望。羽田、成田両空港からのアクセスも良く、「海外から戻ってくる選手が多いので、移動のロスをなくして次の試合に準備できるのはありがたい」と効果を語った。

 また、日本代表からの引退を発表している長谷部は「日本代表の選手として使えないのは残念だけど…」と周囲を笑わせつつ、「夢フィールドでプレーすること、トレーニングすることが子供達の夢にもなるし、ここを目標にプレーする子供たちが増えれば」と期待を寄せていた。

 なお、JFAは25日から来年12月31日にかけて、建設費充当分の2億円を目標とした寄付金を募集。個人は500円からの受け付け。5千円以上の寄付でWEB芳名帳に氏名が掲載され、1万円以上の寄付者はピッチへ向かう際に通過する「ブレイブストリート」にネームプレートが掲げられる特典がある。また、法人は10万円以上から受け付ける。


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